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「コーラスライン」来日公演(8/26マチネ)
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いまさらですが、「コーラスライン」来日公演の8/26のマチネについて報告します。
 
写真はパンフレット用の紙袋。つやつやの紙に金ぴかのロゴ、裏には大きく金ぴかの帽子。う~ん、ゴージャス!!
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「コーラスライン」といえば、映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」で、再演版での過酷なオーディションがはじめて映像となったことでも知られる作品。その再演版に出演した高良結香さんはこの夏は「RENT」ツアーに出演されていました。そのツアーに丸々重なるようにスケジュールされ、イベントも同じ日だったりもして、レントヘッズとしてはその合間に観に行くしかなかったのでした。「RENT」のキャストも「コーラスライン」を観に行ったらしく、会場でキャストにあったという話を何人かの方から聞きました。私がみたのは一度だけですが、その時のことを思い出してみようと思います。
 
会場は東京渋谷のBunkamuraオーチャードホール。私は映画館にはよく行っていたので(「RENT」もここで上映されていたし)その感覚で裏から入ってしまったのですが(帰りは知らないうちに正面玄関に出ていましたが)、確かエレベーターで3階まであがるのですが、そこから「階段をお上がりください」というからあがったら「ここは2階ですのでもう階段をあがって・・・」とか言われて混乱。つまり3階が1階席で、私は3階席だから2フロアあがらなければならなかったのです。
 
会場に入ってまず思ったのは「RENTとは客層がちがう!!」ということです。おしゃれをした良家の奥様やお嬢様風の方が多く、ほとんどが女性。私が昔からイメージしていたいかにもミュージカルを観そうなお客様という感じ。RENTのお客様にも良家の奥様やお嬢様だっているかも知れないけれど、「コーラスライン」との大きな違いは若い人や男性が多いことや、服装もカジュアルな人が多いということでしょうか。そんなわけで、「RENT」になじんでいた私としては、何か場違いなところの来ちゃったかしらとちょっと緊張してしまいました。
 
オーチャードホールもセレブ感が漂っていましたね。他とちがって「前に乗り出さないように」みたいな説明はなく、携帯やアラーム時計をとめてみたいなのと、途中に休憩がないという説明で、日本語のアナウンスのあと、英語で同じアナウンス。さすが~!で、一応聞いていたら「A Chorus Line」を「エー・コーラス・ライン」と発音していて「えぇ~?エー・コーラス・ラインって発音するの?」と驚きましたが、開演直前、この時はなぜか英語だけで本日の指揮者の紹介があったのですが(同時に日本語で字幕のところに表示)、その時は「ア・コーラス・ライン」と言っていたので「あっ!やっぱりア・コーラス・ラインでいいのか~」と思ったり(笑)
 
舞台には横に一本ラインが引かれているのと、奥の壁が時々回転して鏡になる以外は何もない。超シンプル!これでミュージカルができちゃうなんて、かなり斬新ですよね。
 
内容は、きっとみなさんの方がよくご存じでしょう。バックダンサーのオーディションで、ダンスだけでなく、ひとりひとりの生い立ちなどを語っていくというもので、家庭には恵まれなくてもバレエのレッスンに行けばすべてが美しかったという話とか、医学書をみて勝手に淋病になったと勘違いしたという話とか、色々出てきます。
 
最初は結構ダンスのシーンが多くて、その迫力に圧倒されました。色んな種類のダンスを踊るのでダンスが好きな方はきっと面白いのでしょうが、私は途中で少々あきてきてしまいました。それと受験者たちの独白も映画版を一度みて大まかに知っていたので大体流れがわかっているのでみていられたけど、これも結構長くてだんだん眠たくなってきちゃったりして・・・。すみません。
 
色んな話があるけれど、私が好きなのは「Nothing」の部分。ヒスパニック系のディアナが演劇学校で「雪になって」とか「机になって」という課題で「何も感じない」というと「才能がない」と言われてしまう。「その先生が亡くなった時、私は泣いたの。だって何も感じなかったから。」っていうオチ?が何となく好きで。
 
そんな感じで観ていて、このままさらっと観て終わってしまうかなーと思ったらそうじゃなかった。一度は華やかな舞台で活躍するも挫折してふたたびバックダンサーに挑戦しようとするキャッシーとその元恋人で演出家?のザックとのやりとりがとてもよかったんです。ザックはキャッシーがバックダンサー候補の人たちと踊っている姿を辛くてみていられなくて、「本当に彼らと一緒にやりたいのか?」と聞く。
「やりたいわ。だってみんな素晴らしいから。」
「でも君は特別だ。」
「みんな特別よ。(We are special.)」
こんな感じの会話で、「We are special.」っていうのがいいなと思いました。ひとりひとり個性があってみんな特別なんですよね。ここで思わず涙。
 
「ブロードウェイ♪ブロードウェイ~」で感動した女装して舞台に立っているところを親に知られて、それでも「父が初めて息子って言ってくれたんです」っていうところは、映画で感動しすぎてしまったせいか、さらっとみてしまったのですが、そのポールがケガをして鮮烈を離れたあとがもうひとつの泣き所。
 
ザックに「もし踊れなくなったら?」と聞かれ、それぞれが色んなことを応えるのですが、私の好きなNothingちゃん(ディアナですね)は「ブロードウェイの舞台に立てるだけで幸せ」と言って、「少し前までは楽屋口でキャストを待つ側だったのに、それが自分をみんなが待っていてくれる、それがうれしい」というようなことを語るのですが、ちょうど「RENT」を何回も観てそのたびに楽屋口でキャスト待っていた私としては、待っている側とキャストの違いは歴然とよくわかるので、この言葉、重みがありました。そのあとの「What I Did For Love」も感動的でした。
 
この時だったかこのあとだったかに、受験者たちが横一列に並ぶのですが、ケガをしたポールだけがいなくて、彼のいた場所が空いている・・・。「RENTみたい!」と思ってしまいましたが、こちらの方が先ですよね(笑)。「Seasons of Love」の時はいたエンジェルが「I'll Cover You(reprise)」でいなくなっていたのと同じ。しかもいなくなったのはちょっと女っぽい男の子というところも似ていますね。これらのシーンは「コーラスライン」を参考にしたのかも知れませんね。
 
驚いたのは結果発表の直後、いきなり金ぴかの衣装に着替えた男の子が順に出てきて、え~、いつ着替えたの?って、一瞬何が起きたかわかりませんでした。考えてみれば先に引っ込んだ男の子たちが先に着替えて出てきていたのかも知れないけど、みんな同じ衣装だと顔の区別がつかなかったので、受かった人が引っ込んですぐ出てきたのかと思ってびっくりしたんです。それまでの稽古着風の衣装から急に金ぴかに変わったら、稽古風景が一気に本番の華やかなショーに変わって、この変わり方もすごいなーと思いました。さすがに名作は見どころ満載でした。
 
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【2009/09/14 00:23 】 | musicals/ミュージカル | コメント(6) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント

わたしも、ポールの語りのところは、「ブロードウェイブロードウェイ」がすごく良かったから、そのあと観た映画版は、あんまり印象に残りませんでした(^^;

Nothing、いいですよね~
メロディーラインがすきです♪

おなじブロードウェイミュージカルでも、RENTとコーラスラインの客層が大分違うのはうなずけますねぇ
ウエストサイドストーリーなんかは、マダムやご年配のご夫婦も多かった気がします

【2009/09/14 09:36】 | URL | まりえ #4B33lOYw[ 編集] | page top↑

まりえさん
> わたしも、ポールの語りのところは、「ブロードウェイブロードウェイ」がすごく良かったから、そのあと観た映画版は、あんまり印象に残りませんでした(^^;
映画版は全体的にかなりはしょっているから印象が薄いですよね。
私は今回は3階席だったし、「ブロードウェイ♪ブロードウェイ~」の先入観がありすぎたのもいけなかったかも。

> Nothing、いいですよね~
> メロディーラインがすきです♪
なんかメリハリがあって好きなんですよね。

> おなじブロードウェイミュージカルでも、RENTとコーラスラインの客層が大分違うのはうなずけますねぇ
コーラスラインも当初はかなり斬新な作品だったはずですが、すっかり王道のミュージカルになってしまったのでしょうかねえ。

> ウエストサイドストーリーなんかは、マダムやご年配のご夫婦も多かった気がします
そういえば夫の両親が昔デートで映画版のウェストサイドストーリーを観たといっていました。年配の方にとっては若き日の思い出深い作品なんでしょうね。

【2009/09/14 20:11】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑

こんばんは。
確かにコーラスラインは客層が違っていましたね(笑)。
正装(?)した家族連れ(祖父、祖母も)一家揃ってご観劇・・・と言う雰囲気でしたね。

よかったんだけれど何となく物足りなかったです。こう、胸にド・ドーンとこなかった。
もしかしたら役者の力不足かなぁとも思うし、作品自体が時代に追いつかなくなってきているのか?

難しいところですね。

【2009/09/14 20:50】 | URL | さるかもめ #-[ 編集] | page top↑

さるかもめさん
> 確かにコーラスラインは客層が違っていましたね(笑)。
> 正装(?)した家族連れ(祖父、祖母も)一家揃ってご観劇・・・と言う雰囲気でしたね。
そうでしたね。上流というイメージでした。

> よかったんだけれど何となく物足りなかったです。こう、胸にド・ドーンとこなかった。
> もしかしたら役者の力不足かなぁとも思うし、作品自体が時代に追いつかなくなってきているのか?
> 難しいところですね。
なんでだろう、とずっと考えていたのですが、ひとりひとりの独白が小さなショーのようになっていて、あまり現実感が感じられなかったせいかな。
ダンスは素晴らしかったんですけど。

【2009/09/14 22:13】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑

私も、ポールが抜けた状態で横一列に並んでいるのを観て”RENTみたい!”と思ってしまいました。左右逆ですが端から2番目の場所ですしね。(今回のRENTのツアーではエンジェルの立ち位置は違いますが。)
きっと影響を受けたのかもしれないですね。

【2009/09/22 22:57】 | URL | ayako #-[ 編集] | page top↑

ayakoさん
> 私も、ポールが抜けた状態で横一列に並んでいるのを観て”RENTみたい!”と思ってしまいました。左右逆ですが端から2番目の場所ですしね。(今回のRENTのツアーではエンジェルの立ち位置は違いますが。)
> きっと影響を受けたのかもしれないですね。
そういえば、「春のめざめ」の最後の曲の時も、一列に並んで左右にそれぞれひとり分ずつ開いていて、モリッツとベンドラがあとから出てくるんですよね。あの場面でいつも拍手しそうになります(エンジェルかと思って。笑)。
コーラスラインは色んなところに影響しているんでしょうね。

【2009/09/23 22:57】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑
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