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「春のめざめ」2回目(5/9昼)その3・感想&こだわり(第二幕)
その1その2の続きとして、5/9昼公演の第二幕などを中心に、感想&こだわりなどをまとめます。あくまで個人的な感想なので、若干否定的なコメントもあるかもしれませんが、この作品を愛するがゆえとご理解いただきたいと思います。
 
以降ネタバレあり。
第二幕の「The Guilty Ones」のあとだったと思うのですが、私の隣に座っていた女性が急に席を立ち、そのまま帰ってしまいました。(トイレかな?と思ったのですが、戻ってきませんでした。)この日は一幕も2幕もメルヒオールのズボンの下がり方が少なく、衝撃度は低めだった訳ですが、それでも見るに耐えないと思われた方もいたのでしょうね。だけどこの後のシーンがすごくよかったので、もうちょっと見ていただけたら・・・。でもダメな人はダメかな。
 
私がこの日最も感動したのが、モリッツとイルゼの「Don't Do Sadness/Blue Wind」のシーン。死に場所を求めてさまようモリッツがイルゼと出会ってしばし会話を交わす部分です。幼なじみだった4人のうち、メルヒオールとベンドラは接近していくのに、モリッツとイルゼは互いに悲しみを抱えて、相手を思いやり、また自分も救いを求めているのに、結局本音をさらけ出せないまますれ違っていく。そこがすごく上手に表現されていて、ブロードウェイでもここでこんなに感動したことはなかったのに(英語だったのでイルゼが何を言っているか細かいところがよく理解できていなかったせいもあるけど)泣けました。モリッツとイルゼがソロで歌った後、モリッツがまた歌い出すところで、イルゼが急に、泣き出しそうなほど悲しい表情をして(前見た時は気づかなかったけど)、でも自分が歌うところになったら、それを振り払うようにまた芯の強いイルゼに戻ったのをみて、本当に切なくなりました。
 
ところで「I don't do sadness.」という歌詞はモリッツが「もう悲しんだりはしない」と言っているのに、和訳だと「悲しみよ消えろ」となっていて、それだとニュアンスがちがう気が・・・。それから、モリッツの歌い出しの直後、英語歌詞だと「Nothin' goin', goin' wild in you -you know」というところの入りがいつもすごく早くて、でもその後の同じメロディのところはちゃんとテンポ通りなので、そこだけわざと早く入っているのかといつも疑問なのですが、この日はそれほど早くはなかったし、伴奏もついていけていたので、やっぱりわざと早めに入っているのか、どうなのか・・・?
 
モリッツが「真っ暗だ・・・真っ暗だ」というシーン。直後に暗転して、ギターのじゃらんじゃらんという音が入るのですが、この日はこのギターが弱いと感じました。ブロードウェイでも、このシーンを見る時いつでも、私は拳銃の発射音が鳴るんじゃないかと一瞬思ってしまうのですが、でも実際は鳴らなくて、そのかわりにギターが激しくかき鳴らされて、暗闇の中でモリッツの身に起こったことが暗示されます。だから、ドラマティックにやって欲しいんです。そのあとの「Left Behind」は静かな曲なので、そこからは静かでいいんですが。
 
「Totally Fucked」は私が好きな曲のひとつ。「マジでFUCK」という歌詞は意味不明ですが、あとは訳がわかりやすくていいと思います。2番に当たる部分は柿澤王子が舞台の幅をいっぱいに使って歌い踊るところで、特に片足を上げる動きが可愛くて好き♪曲の後半、メルヒオールが歌う部分が終わった後、王子がマイクを落としたようで、そのあとは歌わないからいいのですが(というか、もともとハンドマイクはダミーで音を拾ってる訳ではないと思いますが)連れ去られる時にさりげなく拾っていました。
 
「The Word of Your Body(reprise)」は、前回と比べてとてもよくなっていました。というか、私が気になると指摘したところが私のイメージ通りになっていて、もしかしてこのブログ、関係者に見られてる?とどきっとしました。まさか私のようなただのファンの言うことなどいちいち相手にする訳はないと思うのですが。エルンストが「うん」といって牧師の話をしはじめるまでにほどよく間がとられていたし、ハンシェンのセリフもとても自然になっていて、「子猫ちゃん」もめだつように間をとっていたし、笑いは起きていなかったようですけど、少なくとも私は笑いました。一箇所だけ、ハンシェンがミルクの話をしている部分のどこか、「xxな男もいる」のあたりだったか、なんとなーくイントネーションに違和感がありました。今までもそうだったのですが、他が良くなったので、ここだけ変わってないなと。でも全体的にはとてもよかったと思います。
 
ベンドラがお医者さんの診察を受けるシーン。薬瓶をお医者さんがいったんお母さんに渡し、そのあと、お母さんにだけあることを耳打ちして薬瓶を持ち去るのですが、ブロードウェイでは薬瓶をみた覚えがないので、わかりやすく工夫したのかも。他に、厚生施設で少年達がコインを集めてえっちなゲームに使う場面のコインや、ベンドラがお母さんに連れられて闇医者に引き渡される時にお金を渡しているのですが、そのお金も、同様にブロードウェイではなかったものです。
 
「Wispering」メルヒオールの両親が話し合うシーン。母親はメルヒオールはメモに本当のことを書いただけだとかばいます。その後のセリフで「他のおろかな人たちのように真実を恐れないで」というようなものがあり、話の流れからはじめは、「メルヒオールが真実を恐れない」と言っているのだと思ったのですが、英語の台本を見ると「Are we...」と夫に向かって「私達は~恐れることはないのでは?」と言っています。そこがいつも曖昧なのですが、だんだんに「~恐れないで」と夫に頼んでいるように聞こえてきました。でもまだはっきりしてないかな。
 
厚生施設のシーンで少年のひとり(ハンシェン役の人が演じる)がセリフを言いよどんだ部分があり、惜しかったです。ブロードウェイでも代役の人だったか2代目ハンシェンだったかがここで言いよどんだことがあって、けんかのようなアクションをしつつセリフも言わなければいけないから難しい部分なのかも。でも前回はできてたんだからたまたま起きたハプニングと思うことにしよう!
 
やはり厚生施設で、少年達に押さえつけられたメルヒオールが「Son of a bitch!」という典型的な悪態をつくところは「死ね!」と訳されていたと思います。これってどうでしょう?また、少年のひとりがメルヒオールに「舐めろ」という部分があって、原文でもそういう意味のことを言っているのですが、ト書きでは床に顔を押しつけるとあるので、床を舐めろと言っているんですね。そこがいつもピンと来なくて、「何を舐めるのかな~?」と思ってしまいます。
 
前にも書きましたが、ベンドラへの手紙を託されたイルゼが、マルタ、アンナ、テーアにその手紙を見せるシーンで、マルタが「ベンドラはメルヒオールが好きだったの?」と聞いてイルゼが答えるところは四季版で追加された部分なんですが、ここって必要ですか??
 
「The Song of Purple Summer」はゲネプロまでは最後の方の歌詞が良く聞き取れなかったのですが、本番になったらよくわかるようになりました。聞き取れなかったのは一番最後の部分。「あなたも 出会う」の「出会う」がなんて言っているのか最近まで聞き取れませんでした。もうひとつ「あたたかい光」の「あたたかい」の部分も直前まで「あなたが」と何度も言っているのでここもそうかな、でもそれじゃ意味が通じないな、と疑問だったのでした。
 
この曲でもうひとつ気になるのは、誰に向けてのメッセージなのかなと言うこと。原曲ではイルゼのソロの冒頭、「Listen to what's in the heart of a child, a song so big in one so small...」とはじまり、ずばり「子どもの気持ちを聞いて」と言っているのですが、四季版はそのへんが曖昧で、むしろ子供に向けて、どんなにつらいことがあっても未来はやってくるよと言っているように聞こえます。原曲の意味を私もちゃんとは理解できてないかも知れませんが(OBCのCDとは歌詞が一部異なっています)、子どもの頃に悲しみや喪失などを体験してもそれを乗り越えて、大地に風が吹いて、雌馬はつがいの雄馬と子馬たちと共にいなないている、そういう夏の素晴らしさに気づくはず・・・というようなことを言っているんじゃないかと。誰もがそういう経験をしてきた、だから子どもの声を聞いてと。四季版の歌詞も大きく違ってはいないと思うのですが・・・。
 
それとタイトルが「明日へ」なのもちょっと・・・。歌詞には「未来」という言葉は出てくるけれど「明日」はなかったような気がするし、「春のめざめ」の「春」に対してそこを通りすぎた時期を「夏(パープル・サマー)」と表現しているのに、(歌詞には夏は出てくるけど)「輝く未来をみつけよう」みたいな歌詞だと、そこがぼやけてしまう気がします。 でも、何も考えずにこの歌を聞いたら、これはこれでいい歌詞だなとは思うんですけどね。
 
というようなわけで、色々勝手な意見なども述べてみましたが、そういいつつ、開幕前からとってあったあと2回分(うち1回はステージシート)に加え、さらにもう一回ステージシートをとってしまったくらいですから、私も十分楽しんでいることも確かです。観るたびに進化していく四季版「春のめざめ」をこれからも楽しみたいと思います。長文におつきあいくださりありがとうございました。
 
◆関連リンク
・ブロードウェイ版のCD(日本版)
春のめざめ オリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤春のめざめ オリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤
(2009/01/21)
(ミュージカル)ダンカン・シーク(音楽)

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 *歌詞の日本語訳がついている。
 
「春のめざめ」関連リンク
「e+ Theatrix!」劇団四季ミュージカル「春のめざめ」制作発表会リポート!公開稽古レポート(by himika)
 
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【2009/05/13 03:03 】 | Spring Awakening | コメント(6) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント

薬瓶もコインも、ロンドンの舞台では使っていました。

四季の舞台は、ロンドン版の演出を引き継いでいるように思います。

「Wispering」のシーンでは、メルヒーの座っている椅子が上手にあり、ヴェンドラの歌に合わせて下手へと横にスライドしていきます。
四季でもこれをやるのかなと思っていましたが、ここはBWと同じでしたね。

【2009/05/13 22:42】 | URL | #-[ 編集] | page top↑

こんばんは。
感想面白く読ませてもらいました。
私は今日2回目を観てきました。
Ilseが手紙を読むシーンは確かに、必要あるかな~と疑問に感じます。
BWで観た時、Melchiorが小さなお墓たちを見つけるところで「ハッ!」となったので、Ilseのセリフでもう結末が見えちゃっていますよね..
歌詞に関しては、英語を超えるものは無いけれど段々慣れてきました。観終わってすぐ忘れちゃうのでアレコレ言えないですけど..

【2009/05/14 00:24】 | URL | konami #-[ 編集] | page top↑

匿名?さん
>薬瓶もコインも、ロンドンの舞台では使っていました。
そうだったんですね。ロンドン版情報ありがとうございます。

四季のバイリンガルの役者さんがロンドンの稽古にずっと参加して、それをもとに日本版を作ったとのことですし、ロンドン版を継承しているんですね。

>「Wispering」のシーンでは、メルヒーの座っている椅子が上手にあり、ヴェンドラの歌に合わせて下手へと横にスライドしていきます。
そうなんですか!!ロンドン版、結構色々工夫されているんですね。

BWでは舞台中央の穴がもっと深くて、厚生施設の男の子たちのやっていることが1階席だと見づらいというのがありましたが、そこも変わっていましたね。(穴がすごく浅くなった。)ここはそれでもいいと思うのですが、お墓のシーンはやっぱりBW版の方が驚きがあっていいと思っています。

【2009/05/14 07:22】 | URL | himika #mQop/nM.[ 編集] | page top↑

konamiさん
>私は今日2回目を観てきました。
>Ilseが手紙を読むシーンは確かに、必要あるかな~と疑問に感じます。
ここでベンドラがメルヒオールを好きだったのかを問う(または疑う)必要性はない気がしますよね。

>BWで観た時、Melchiorが小さなお墓たちを見つけるところで「ハッ!」となったので、Ilseのセリフでもう結末が見えちゃっていますよね..
そうですよね。

>歌詞に関しては、英語を超えるものは無いけれど段々慣れてきました。観終わってすぐ忘れちゃうのでアレコレ言えないですけど..
私もだんだん慣れてきました。はじめは「ブチギレそう」だの「マジでFxxx」ってなんなのよと思いましたが、そんなことがどうでもよくなるくらい、全体としてはよくできていますよね。
すでに2回みて、さらにあと3回は(今の時点では)見る予定です。ステージシートも楽しみです。

【2009/05/14 07:29】 | URL | himika #mQop/nM.[ 編集] | page top↑

これまで敢えて封印していたhimikaさんの感想、じっくり読ませて頂きましたv-11。渾身のレポですね。
細かいところまで良く観てらして、さすがです。
私は感覚で観てしまうので、聞き取れずに流してしった台詞もたくさんあるので、こちらを読んで、なるほど~と思ったところもあって、楽しく読ませて頂きました。
ビックリしたのは、例のシーンで出て行かれた方がいたことです。
ダメな人はダメ・・・・なんですねえ。
私は、このシーンとっても美しく描かれていたと思うんですけど(ロンドン版です)。
初めて自分の体に湧き上がる衝動に戸惑う初々しさがありながらも、観ている私もドキドキするほど挑発的(←ってとこがダメなのかな?笑)で、私は好きでした。
この物語では悲しい結末になってしまうけれど、
情熱(それが広い意味での愛情になってもならなくても)に身を任せることを、私は肯定的に観てしまうんですよね(^^;)。

【2009/05/27 21:24】 | URL | はな #-[ 編集] | page top↑

はなさん
>これまで敢えて封印していたhimikaさんの感想、じっくり読ませて頂きましたv-11。
ありがとうございます。

>渾身のレポですね。
>細かいところまで良く観てらして、さすがです。
いえいえ、幸運にも稽古段階からみさせていただけていたので、流れも歌詞も覚えるくらいみているからというだけで。

>ビックリしたのは、例のシーンで出て行かれた方がいたことです。
>ダメな人はダメ・・・・なんですねえ。
そうなんでしょうね。
出ていくまでするくらいイヤって、相当イヤだったってことですよね。

>私は、このシーンとっても美しく描かれていたと思うんですけど(ロンドン版です)。
四季版はロンドン版をベースにしているらしいのですが、このシーンに関してはBW版も四季版も同じだったと思います。私は見慣れているせいか、四季版がややあっさりしているのか、BWで観た時(6回観て毎回)ほどは衝撃を感じませんでしたが、独特の舞台装置と幻想的な雰囲気の中でのことで、美しいと思いました。

>初めて自分の体に湧き上がる衝動に戸惑う初々しさがありながらも、観ている私もドキドキするほど挑発的(←ってとこがダメなのかな?笑)で、私は好きでした。
はなさんに気に入っていただけてよかったです。私が結構強くお勧めしている作品なので。

>この物語では悲しい結末になってしまうけれど、
>情熱(それが広い意味での愛情になってもならなくても)に身を任せることを、私は肯定的に観てしまうんですよね(^^;)。
原作のラストはかなりグロテスクで、モリッツが自分の首を抱えて、メルヒオールを死に誘い込もうとして、それを謎の紳士が出てきて止める、みたいな話だったと思うのですが、そこをああいうラストに変えたのもよかったと思います。

脚本と作詞を手がけたスティーブン・セイターさんにそこを聞いたら、「これは21世紀版「春のめざめ」であって、21世紀の人たちに、つらいことがあってもそれを抱えながら生きていけると伝えたくてこう変えました。」と言ってました。確かに21世紀の私達のハートを鷲づかみしてくれましたよね。

【2009/05/28 02:26】 | URL | himika #mQop/nM.[ 編集] | page top↑
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