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![]() 昨日、10/27(土)、『チック・チック・・・ブーン!』を観てきました(世田谷パブリックシアター)。昨日が2日目で、これからご覧になる方も多いと思うので、まずは雰囲気だけお伝えしようかと思います。 世田谷パブリックシアターははじめて行ったのですが、地下鉄三軒茶屋駅から地上に出ないですんなり到着。開演の45分前からロビーに入ることができましたが、狭いロビーはあっという間に人混みに。ロビーの一角ではサンドウィッチやドリンクを販売しているコーナーも。中央ではパンフレットと500個限定の特製携帯ストラップも売ってました。黒いシンプルなストラップに「tick,tick...BOOM!」と書いてあるだけのものですが、シリアル番号つきで1番が山本耕史さん、2番と3番がどっちかが愛内里菜さん、もう一方がゲイリー・アドキンスさん(どっちがどっちだったか忘れました)だそうです。 *写真は劇場手前の通路に飾られていたポスター
30分前にホールには入れます。700席の小さなホールで、2階と3階が丸く取り巻くような感じ。私達は2階席のセンターブロック。ここはなんと2列しかありません。でも舞台全体がよく見えて結構よかったです。バンドは舞台上の向かって右手奥にいて、オーケストラボックスもないから、1階の1番前の人はかなり舞台に近かったはず。
緞帳もなく、始まる前からセッティングされた舞台がそのまま見える状態。時間になり、山本さんがふつうに出てきてキーボードの前に座ったかと思うと、一度ひっこみ、また出てきて散らばっている楽譜をひろってみたりして、突然「僕はジョン」としゃべりはじめ、はじまったんだな、と(笑) 私は事前にオリジナルキャストのCDを聴いていたのですが、実際にはセリフがかなり多くて、ジョンの独白で話が進んでいき、その流れで歌に入っていく感じでした。歌の途中にセリフが入る時も。CDだけではわからないストーリーがよく理解できました。歌詞は結構意訳が多かったかな?でも日本語で理解しやすい歌詞になっていたし、メロディにうまくのっていたと思います。 キャストのひとり、ゲイリー・アドキンスさんはアメリカ人ですが、セリフは基本的には日本語。なかなか上手でしたよ。合間に英語も入っていて、ニューヨーカーの雰囲気を出していて、それもよかったですね。友人のマイケル役だけでなく、ジョンのお父さんとかレストランの客とか、色んな役を次々演じていました。一曲だけ、全部英語で歌う曲があります(NO MORE)。その時は突然舞台上部に字幕があらわれてビックリ!!私は2階だったので、舞台を見下ろしつつ字幕も何とか読めましたが(でも結構忙しかった)1階の前の方の人はもしかして字幕が高くて見にくかったかも。 愛内里菜さんも初舞台とは思えない堂々とした演技。ゲイリーさん同様色んな役を演じるのですが(ジョンの恋人スーザンの他、マネージャー?みたいなローザ、女優カレッサなど)、上着一枚脱いだり着たりで一瞬で別の女性の役になったりして、それぞれの個性を演じわけるのもなかなか上手でした。歌もさすがにうまくて、ジョンの書いたミュージカルに出演する女優のカレッサとして歌う「COME TO YOUR SENSES」は圧巻でした。 山本耕史さんは、最初から最後までほとんど出ずっぱり、しゃべりっぱなし、歌いっぱなしで、すごいなーと感心しました。30歳を目前に夢を追うべきか現実的な選択をすべきか悩む青年を表情豊かに演じ、好感が持てました。歌も、ラウルのようにたまにがなるようなワイルドさはないけれど、すごくいい声だし情熱的な歌声に聞き惚れました。ところどころキーボードを弾く場面があり、それはもちろん弾くまねをしてるだけなんですが、指使いがちゃんとそのフレーズとあっていて、一瞬、本当に弾いているのかと思いました。 バンドもエキサイティングでかっこよかったけど、時々音量が大きすぎて歌が負けてしまう時があったのが残念でした。全体的に、セリフと比べて、歌になるとちょっと言葉が聞きとりづらくなって、もっとしっかり聞きたいのになあと思ってしまいました。 途中1回休憩が入ります。15分なので、ちょっと短かったかな。ロビーに降りて、パンフレットを買って、トイレに行って出た頃に、ベルが鳴り始めるくらいの感じ。ロビーで飲食されていた方は、スタッフの「そろそろはじまります」の声にあわてていましたから。 2日目(上演回数としては3回目)なせいか、観客もどこで拍手していいかちょっと戸惑っている感じもありました。一度、山本さんがある歌の歌い始めに軽く2回くらい手をたたいたように見えて、ここから手拍子だなと思ってその気でいたら誰も手拍子をしなくて、あれ、違ったのかな?と思ったりも。でも、笑うポイントでは結構みんな笑ってました。 最後の歌が終わり、会場は拍手喝采。本当にとてもよかったので、私達も拍手拍手。カーテンコールをくり返すうちに「ヒューヒュー」と声も聞こえてきて、盛り上がりました。 そんな中、ふと気がつくと、一番前の真ん真ん中にいた男の人がひとりだけ立ち上がって拍手をしているのです。え?あの人誰?知りあいなのかな?と、不思議に思っていたのですが、少し経ってからそれがスタンディング・オベーションだと気がつきました。ちょうどキャストがひっこんだところで、ふと振り返ると後ろは壁(2列しかない2階中央の席の2列目だったのです)。「そうか、後ろがいないなら立ってもよかったんだね」と隣の友人にこそっと話していたらキャストがまた登場(これが最後の登場でした)。打ち合わせたわけでもなく立ち上がる私達(他にも何人かいたと思う)。そして両手をあげて手を振ってくれたキャストに私達も手を振る。そんな私達に山本さんが「落ちないように気をつけて」みたいなことを言ってくれたらしいです(友人談)。私は興奮していて記憶なし(笑) 1階席は、最後まで(私の席から見た限り)立っていたのはその一列目の男性だけだったように見えました。みんな勝手がわからなかったのかも。私もそうでしたが、一緒の友人は観劇&スタンディングしなれていて余裕でしたね。そうか、こういう時は盛り上がっちゃっていいんだなと学習しました。みなさんも、いらっしゃったら是非盛り上がっちゃってくださいませ。 全体として、想像していたよりずっとよかったです。正直言って「RENT」と比べるとちょっと地味な作品なのかなと思っていたのですが、語りが中心というのも新鮮だったし、それぞれの歌も親しみを持てる曲だし、何より「RENT」にテーマ(悩める若き芸術家の話で、AIDSの話も出てきます)も曲も近いところがあって、それもよかったのかも(実際「RENT」の曲がちょっとだけ出てきます)。これを1回みただけでは惜しい!!と次を検討中。どこまではまるんでしょう、私(笑) ◆リンク tick,tick...BOOM!&山本耕史関連リンク
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私は今日見てきました! tomokoさん 山本耕史さんのジョナサンの作品対する愛情といいますか、思いの強さは解るので、 やっぱり良かったですか(笑)私も見たいと思っているのですが、日程的に調整がつくかどうか・・・ということで、チケットもない状態なんです。ただ、himikaさんの記事を読んでたらますます見に行きたくなりました。なんとかいけるように調整しなくっちゃ! AKIさん amiさん そうなんですよね。うちからは光が丘のほうが近いので、何気にそっちも狙ってます。あとは横浜とかも。 amiさん やはりもう一日行かれるんですね(笑)そのバイタリティにはホント脱帽です。私も頑張らないと(何を?) このコメントは管理人のみ閲覧できます amiさん |
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