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映画「ラ・ボエーム」をみました
LaBoheme_movie.jpg
もう10日も前になってしまいましたが、2/16(月)に映画「ラ・ボエーム」を観てきました。私はオペラも観たことがあるし、「ラ・ボエーム」をもとにしたミュージカル「RENT」も大好きだし、色んな意味で面白かったです。
 
「ラ・ボエーム」は19世紀末のパリに暮らす貧しい芸術家たち(ボヘミアン)の恋物語。 本物のオペラ歌手アンナ・ネトレプコ(ミミ)、ローランド・ビリャソン(ロドルフォ)、ニコル・キャベル(ムゼッタ)などが出演していて、オペラの名曲を堪能できます。
 
この先はネタバレありです。
■オペラとの比較
「ラ・ボエーム」は四幕もののオペラなので、たぶん2時間半~3時間はかかると思うのですが、それを映画化するのにどこをどうカットするのか興味がありました。あまり重要でないシーンをばっさりカットしたりするのかなと思っていたら意外とそうでもなくて、オペラと同じ流れで、もちろん同じ歌でところどころは端折ったりしつつも上手にダイジェストしている感じでした。それで1時間弱で終わってしまうのはちょっと驚きでした。「ラ・ボエーム」ってどんな作品なのか知りたい人にはいいかも知れません。
 
一幕の出だしの部分はちょっと駆け足だなと思いましたが、そのあとは結構オペラ版にちかかったような。特にロドルフォとミミの見せ場のシーンはたっぷりきかせてくれて、このペースで最後まで何時間かかるの?とおもったほど。私はイタリア語はわかりませんが、対訳本(「プッチーニ ラ・ボエーム (オペラ対訳ライブラリー)」)をよくみていたので、どの辺の歌詞が抜けているかある程度わかるつもりです。
 
第一幕で気づいたことは、オペラではロドルフォとマルチェッロの部屋しか出てきませんが、前奏のところ(オペラでは緞帳が上がる前の部分)はパリの街並みを映していたり、通常は舞台上には設置されない階段のシーンもあり、これは映画らしいところです。ロドルフォとマルチェッロの部屋にコルリーネとショナールがやってきて騒いでいる時、下の部屋にいるミミが様子をうかがっていて、ロドルフォ以外が部屋を出たのを見計らって階段を上がり、入り口でふっとローソクを消してロドルフォに火を借りに行きます。部屋に入ってよろけてベッドに腰掛けさせてもらいこれもわざとらしくカギをガチャッと音を立てて落とします。オペラでこんなあからさまにカギを落とすのはみたことがありません(というか、カギを落とさずに探すふりをするだけだったと思うのですが??)。ロドルフォ達の部屋が明るくて、キャンドルが消えても十分明るいのには笑ってしまいました。しかも、カギをみつけた後、ミミを送りにふたりで階段を降り、一緒に仲間と合流することにしたあとなぜかミミの部屋に入り、なんとベッドシーンが!これはもちろんオペラにはありません。出会ってすぐに恋に落ちるだけでなくそこまで?(笑)ローランド(ロドルフォ)の「冷たい手を」、アンナ(ミミ)の「私の名はミミ」は聴きごたえがありましたね。でもこれをオペラ劇場で聴きたかったです。マイクなしでホール全体に声を響かせるオペラの歌い方はミミだけでなく身体全体にその振動が伝わってきてとても感動的なので。
 
おそらく第二幕は露店でにぎわうラテン区の様子はパルピニョール(おもちゃ売り)と子ども達のシーンや軍隊の帰営のシーンなどは少し端折った気はしますが、コルリーネが外套を、ショナールがラッパを、ロドルフォはミミにピンクのボンネットを買うシーンももちろんあり、カフェでのやりとり、ムゼッタが登場し「ムゼッタのワルツ」を歌うあたりはしっかり描かれていたと思います。
 
第三幕の、ここは省略してもいいんじゃないのかと思うアンフェールの関税徴収所に掃除夫や牛乳売りがやってくるシーンもちゃんとあり、もちろん門の内側にある酒場にマルチェッロとムゼッタが住み込んでいて、ミミがマルチェッロに最近ロドルフォが冷たいと相談し、ロドルフォとマルチェッロの会話をミミが聞いてしまい・・・となるわけです。ここで面白かったのは、舞台では通常見せることがない酒場の中の様子を映したり、ミミとロドルフォが別れ話をしている間、マルチェッロとムゼッタは本来は酒場の中でケンカ(ムゼッタが浮気者なので)するのですが、映画ではそのふたりも外に出てケンカしていました。ミミとロドルフォは別れましょうと言っている割に抱き合ったまま離れようとしないし、アンナは全般的に色っぽかったです。
 
そして第四幕も若干端折ってていたかも知れないけれどあまり気になりませんでした。ミミを寝かせるのはベッドではなくて大きい背もたれの椅子。みんなが部屋を出てから寝たふりをしていたミミがロドルフォと話をするのですが、確かここで回想シーンとして?例のベッド・シーンが映った気がします。みんながばたばたしている間にミミは死んでしまうのですが、オペラではマフに入れていた片手がだらんと垂れ下がり、それにショナールが気づくという感じだったと思うのですが、何かを飲ませようとしたら亡くなっていたみたいな感じでした。原作通りではありますが、この亡くなり方は寂しいですね。しかも亡くなったミミが暗闇にひとり取り残されたようなCG映像でより孤独感が強まります。この映像が必要だったのかどうなのか??エンドロールにまったく音楽がついていなかったことも驚きでした。
 
■「RENT」との比較
今回の映画をみて気がついたことがいくつかあります。そのほとんどがオペラ版にもあるシーンです。
 
第一幕のミミが上の階の様子をうかがうシーンは、映画版「RENT」でミミが下の階の外階段から上の様子を探るシーンを思い出しました。「RENT」にはベッドシーンはありませんが(笑)階段から転げ落ちるコルリーネをみて、「RENT」のコリンズが暴漢に襲われてケガをするのはここからきているのか!とわかりました。オペラをみていた時は(転倒するのは知っているけれど)そこが結びつきませんでした。
 
第二幕で行商人が扱っている商品の名前を次々いうところで、「RENT」の「Christmas Bells」だなあとあらためて思いました。カフェのシーンで、ムゼッタがパトロンの老人に口うるさくいわれて逆ギレして「ムゼッタのワルツ」を歌いますが、内容は「Take Me or Leave Me」に反映しています。
 
第三幕でマルチェッロとムゼッタがケンカする場面も「Take Me or Leave Me」に似てるなーと初めて思いました。酒場で男性客といちゃいちゃしているムゼッタにマルチェッロが怒り出すのですが、ダンスに誘われたと言い張ったり、自由が欲しいと言ったり、じゃあ別れようと言い出したりするので。
 
第四幕で、これは前から気づいていたのですが、死にそうなミミを心配してムゼッタが聖母に祈りを捧げるシーンがなんとなく「La Vie Boheme」の出だしの(マークが歌う部分)ところにちょっと似てるかなと思ったのと、その中でムゼッタが「私はお許しに値しませんが、ミミはそうではなく、天上の天使です」みたいな歌を歌うシーンがあり、ここにエンジェルが出てきていたんだなと思ったりもしました。
 
■やっぱりオペラは映画より生演奏
当たり前のことですが、いくらオペラ歌手が歌っているとしても、スピーカーを通した音ではどうしてもその魅力が半減してしまいます。生で聴くと歌のうまさもよくわかるし、マイクなしでホール全体を響かせることができる独特の歌い方は、体感してこそそのよさがわかるはずです。オペラ未体験の方は機会があったら是非挑戦してみてください。
 
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【2009/02/27 02:41 】 | movies/映画 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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