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「ミス・サイゴン」を観ました
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ああ、ベトナムが私を呼んでいる・・・!?(謎) 7月にNYでミュージカル「Hair」を観て(→過去記事。その前に映画版をDVDで観ていました)、8月には映画「アクロス・ザ・ユニバース」を観て(→過去記事)、ベトナム戦争のころが舞台のものを続けてみたのですが、その流れもあり、前から気になっていたミュージカル「ミス・サイゴン」を急に観に行く気になり、今日行ってきました。
 
「このミュージカル超大作をオリジナル・演出でみれるのは世界で日本のみです。」といううたい文句にもひかれたし、10/23までなので早めに観ておこうと思ったのでした。
 
有名な作品なのでネタバレも気にせず行きたいと思います。
ミス・サイゴン
9/20(土) 12:00~
帝国劇場
 
今日の主なキャスト
 エンジニア 筧 利夫
 キム    笹本玲奈
 クリス   井上芳雄
 ジョン   坂元健児
 エレン   RiRiKA
 トゥイ   泉見洋平
 ジジ    池谷祐子(チラシをみて桑原麻希さんだと思ったのですが変更になったそうです。訂正します。)
 
座席は2階のXB列51番。これは2階の左右の端6席が2列分前に突き出しているのですが、そこの2列目の一番センターよりの席になります。斜めから見ることになりますが、視界が欠けることもなく全体がよく見渡せました。ここもS席で13,500円です。
 
最初にいいことを言いましょう。クリス役の井上芳雄さんがすごく歌が上手で、迫力があって、彼が登場してはじめてすごく惹きつけられる感じがありました。ルックスももちろんステキです♪それから、大きなステージと40人近いキャストによる壮大な場面展開やダンス、ヘリコプターなどの大規模な舞台装置など、目を見張るものがありました。
 
逆に気になったことは、日本語の歌詞が聞き取りづらいなーということでした。日本語の抑揚がメロディと合っていないのは仕方がないとしても、大勢で歌うシーンだと(キャバレーのシーンとか)ところどころしか言葉が聞き取れず、細かいところがよくわかりませんでした。その点、井上さんの歌は日本語の発音もはっきりしていて聞き取りやすかったです♪♪
 
主なキャストが3人か4人のローテーションになっています。エンジニアでおそらく一番人気の市村正親さんは7~8月で出番が終わっていて、私が行ける日は筧さんか別所哲也さんだったのですが(別所さんは「ウーマン・イン・ホワイト」で観たことあり。)、エンジニアはクセのある役どころだからふつうにハンサムな別所さんより筧さんがいいかなと選んでみました。実際に観て、アクが強くて下品で策略家のエンジニアにはピッタリだなーと思いましたが、筧さんは歌もそう悪くないけど声量が足りない感じがしました。キムの笹本さんは可愛くて歌もとても上手でしたが、時々言葉(歌詞)が聞き取れなくて、特に最後のシーンで絶命する直前にキムが発するひとことがどうしても聞き取れませんでした。私の耳が悪いのかな?それとも2階だから?
 
「ミス・サイゴン」が前から気になっていた理由は、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」をベースにしていると聞いたので。確かにところどころは似た設定になっていますが、全体的にみると「蝶々夫人」にはあまり似てないと思いました。
 
「蝶々夫人」は日本にやってきた海軍士官ピンカートンが没落した武家の娘の蝶々さんとかりそめの結婚をするのですがが、ピンカートンははじめから蝶々さんを正式な妻にするつもりはなく、アメリカに帰ったら正式な結婚をするつもりでいます。そんなこととは知らず、ピンカートンを一途に愛し信じて待ち続ける蝶々さんの姿が涙を誘うのです。“蝶々夫人”とは、結婚式のあと周りの人から「“蝶々夫人”になったのね」と声をかけられたことから。蝶々さんは「いいえ、“ピンカートン夫人”(つまり、正式な妻)よ」と返すのですが、そんなはずがないと知っているみんなの失笑をかうのです。
 
一方、「ミス・サイゴン」のクリス(アメリカ兵)とキム(現地の女性)はベトナム戦争の最中に出会い、愛し合うのですが、サイゴン陥落の混乱で引き裂かれてしまいます。最後のクリスが妻と共にやってきて、キムが息子を夫妻に託して自らの命を絶つあたりは「蝶々夫人」と似ていますが、死にかかったキムにクリスが駆け寄って最後の会話を交わすシーンは「蝶々夫人」にはありません。また、ふたりの間に割り込もうとする親同士が決めたキムの許嫁トゥイも「ミス・サイゴン」独自のキャラクタです。エンジニアは、「蝶々夫人」ではアメリカ人との結婚を斡旋するゴローという男がそれに当たりますが、こんなに目立つ役ではありません。
 
「ミス・サイゴン」は、ベトナム戦争で混乱する中、やり場のない思いに苦悩するアメリカ兵の青年と、家族を戦火で失い身を売るしかないところまで追い込まれた少女という傷ついたもの同士が、ほんのひととき、敵味方(というか、国のちがい)を超えて愛し合ったことからはじまる悲恋の物語です。どうにもならない運命の中、それぞれが精一杯愛に生きようとしたけれど避けられなかった悲劇であること思うと、戦争が引き裂いたもの、奪ったものの大きさを感じます。
 
<おまけ>
むりやりRENTと結びつけるとすると・・・
ウィキペディアの「ミス・サイゴン」をみると、日本初演時のキャストの中にクリス役として安崎求さんのお名前がありました。今年11月からの東宝版「RENT」にアンサンブルとして出演されますよね。クリスをやってた方なんだーと思うと、なんだかイメージが広がります。
 
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【2008/09/20 18:03 】 | musicals/ミュージカル | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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