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RENT来日公演・思ったこと
今回の「RENT」来日公演をみながら思ったことを書きます。今回の公演について気づいたことは気づいたこと編にも少し書いています。また、字幕に関して字幕編にまとめました。

■ソンドハイムの「Company」の影響
少し前、NHKで「Company」が放送された時にも書きましたが、(過去記事:超ネタバレ「Company」)、番組の中で、Sthephen Sondheimがミュージカルに人間の内面の物語を取り入れた先駆者で、その影響を受けている作品のひとつが「RENT」であるとの説明がありました。そのことは、内容をみれば明らかなことなのですが、今回の来日公演をみながら、同じ過去記事に書いたAprilとJoanneの名前について、やはり「Company」の同名のキャラクターから命名したのではないかとの思いが強くなりました。特に、今回のOnyie Nwachukwuが演じた揺るぎない堂々としたJoanneの姿をみてそう思いました。

それともうひとつ、Angelのセリフ「NewYork city. / Center of the universe.」というのが、「Company」のMartaのセリフに似ているなと思いました。Martaは 主人公Robart(Bobby)のガールフレンドのひとりで、NYを愛し、色んな人種や色んな価値観を持った人との交流を楽しんでいる女性。彼女はNYに来た理由をこう説明しています。「I came because New York is the center of the world and that's where I want to be.」(NYは世界の中心で、私はそこにいたいと思っているから。)また、14th Streetについて「that is the center of the universe.」と言っています。Angelはホームレスのオバサンを助けようとして逆にすごまれたMarkを慰めようと「これがNYよ」という感じでこのセリフを言っていて、Center of the universeがついても特に違和感はないのですが、「Company」を観たあとだとどうもこの言葉が耳について、やっぱりこれも「Company」を意識しているのかなーとこじつけてみたくなります。

これらは別に根拠はないんですが、私はどうしても結びつけてしまいます。

■「Halloween」とAnthonyの「without you」
「Halloween」に入る前のセリフを聞いていて勝手に思い出したのがAnthonyの著書「Without You: A Memoir of Love, Loss, And the Musical Rent」の冒頭の部分。「Halloween」はAngelのお葬式のあと仲間と別れたMarkがAlexiに約束の時間に遅れると電話を入れたあとはじまります。一方、Anthonyの著書の冒頭は、AnthonyがSt. James Theatre前から、やはり友人のお葬式のあとでどうみても約束の時間に間に合わないと気づきつつもスケート靴をはいて急いで出掛けていくところからはじまるのです。向かった先はNew York Theatre Workshop(NYTWに関する過去記事はこちら。)。「RENT」(オフ・ブロードウェイの前のstudio productionの時の)のオーディションに向かっていたのでした。合格の連絡をもらったのが1994年の9月とあるので、そのころの話です。

Markは気に染まぬ仕事の契約に向かい、AnthonyはNYに出てきて5年目にして初めて仕事らしい仕事を得ることになるオーディションに向かうので状況は違いますが、なんだかイメージがだぶってしまいます。Anthonyに絶大な信頼を置いていたJonathanがAnthonyのエピソードを取り入れたということはないかしら、なんて思ってみたり。ともかく、舞台上でのJedとMarkとAnthonyが私の中で一体化したように感じたシーンだったのでした。

■お葬式でのMaureenのセリフ
私にとって、どうしても涙が出そうになるシーンのひとつがここ。「いい友達がいて幸せって言ってたけど、私達こそしあわせだったわ」みたいなセリフです。上記のAnthonyの著書に、Jonathanが前夜(というか当日未明)に亡くなったという状況で幕を開けた「RENT」のプレビュー公演初日のようすが克明に記されています。例えば「Seasons of Love」でAnthonyをはじめキャストが泣き始めたとか、上記のセリフを空を見上げて(涙をこらえてということなのでしょうね)語ったIdinaのこととか、とにかく涙なしには読めない話なのです。その辺のことを色々思い出してしまって切ないです。死ぬまでに素晴らしい曲を書き上げたいとRogerに言わせたJonathanがその言葉通り「RENT」を世に送り出して亡くなってしまったという事実を、最近ファンになったばかりの私でさえ受け入れがたいのに、まさに前日まで稽古を重ねてきた仲間たちはどんな思いだったのかと思うと・・・。その時の彼らの頑張りが、今につながっているんだなーとあらためて感じました。今回の公演とは直接関係ないですが。

Anthonyの本をまた読み返してみたくなりました。

Without You: A Memoir of Love, Loss, And the Musical RentWithout You: A Memoir of Love, Loss, And the Musical Rent
(2006/02/07)
Anthony Rapp

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◆「RENT」関連リンク
・RENT来日公演(2007)情報サイト
 キョードー東京 リンク切れ
 イープラス
  Heinz、Anwerのインタビューあり

・過去記事
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【2007/12/27 01:27 】 | RENT(来日2007) | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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