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![]() Lincoln Center Theatreの前にはこんな人工の池があり、斜めになったところに芝生が植えてあって、とても斬新なデザインです。(劇場はこの写真の左側になる。) ![]() 上の写真の池の隣がこの人工の森。ベンチが置いてあって、木陰で休めるようになっています。これも斬新。 ![]() *クリックで拡大します。 劇場に入るとすぐグッズ売り場みたいなのがあって、その上に馬のパペットの設計図のような大きなボードがありました。プログラムはこのエリアにボックスがあって1ドル以上寄付して自由に持っていくようになっていました。公共施設かなにかなのかな?階段を下りたところにロビーがあって、そこからホールに入れるようになっています。 待っているお客さんはなぜかお年寄りが多いように感じました。車いすの方とか、杖をついている方などもよく見かけました。若い人も全くいない訳ではないけど、少なかった気がしました。 CAST The Horses Joey as a foal(子馬)... STEPHEN JAMES ANTHONY, DAVID PEGRAM, LEENYA RIDEOUT Joey ... ALEX HOEFFLER, JUDE SANDY, ZACH VILLA Topthorn ... JOBY EARLE, ARIEL HELLER, ENRICO D. WEY Coco ... JESLYN KELLY, JONATHAN DAVID MARTIN Heine ... SANJIT DE SILVA, BHAVESH PATEL The People Song Woman ... KATE PFAFFL Sonf Man ... LIAM ROBINSON Lieutenant James Nicholls ... STEPHEN PLUNKETT Arthur Narracott ... T. RYDER SMITH Billy Narracott ... MATT DOYLE Albert Narracott ... SETH NUMRICH Ted Narracott ... BORIS McGIVER Chapman Carter ... AUSTIN DURANT Allan ... ELLIOT VILLAR Thomas Bone ... BHAVESH PATEL John Greig ... JONATHAN DAVID MARTIN Rose Narracott ... ALYSSA BRESNAHAN Priest ... PETER HERMANN Captain Charles Stewart ... BEN GRANEY Sergeant Thunder ... RICHARD CRAWFORD Private David Taylor ... DAVID PEGRAM Paulette ... CAT WALLECK Soldat Schnabel ... ZACH APPELMAN Hauptmann Friedrich Muller ... PETER HERMANN Soldat Klausen ... ELLIOT VILLAR Doctor Schweyk ... SANJIT DE SILVA Oberst Strauss ... BHAVESH PATEL Segreant Fine ... ZACH APPELMAN Unteroffizier Klebb ... STEPHEN PLUNKETT Emilie ... MADELEINE ROSE YEN Taff ... SANJIT DE SILVA Manfred ... AUSTIN DURANT Mstron Callaghan ... LEENYA RIDEOUT Annie Gilbert ... HANNAH SLOAT Veterinary Officer Martin ... IAN LASSITER Ensemble ... JOEL REUBEN GANZ, JESLYN KELLY, TOM LEE, JONATHAN CHRISTOPHER MacMILLAN, JONATHAN DAVID MARTIN, PRENTICE ONAYEMI Goose ... JOBY EARLE このキャスト表、すごいですね。人よりも馬役の人が先に書いてある。だって主役は馬。あの馬の表現は本当にすごいです。 英語を聞き取れる自信が全くなかったので、Konamiさんのブログのあらすじをプリントして予習していきました。本当に英語がほとんど聞き取れず、とても助かりました。 ◆Celebration Days ! 1幕;War Horse あらすじ&感想 2幕:War Horse あらすじ&感想 大まかなストーリーとしては、アルバート(Albert)少年はお父さんが気まぐれに買って来た子馬を可愛がり、怖がっている子馬と徐々に仲良くなっていく。なのに、お父さんはジョーイ(Joey)と名付けられたその馬を軍用の馬として売ってしまう。クリスマスまでには帰ってくるはずだったのにジョーイは戻らず、ともに戦場に行ったいとこのビリー(Billy)も行方不明。ジョーイに会いたさにアルバートは軍隊に入り戦場へ。でもなかなか会うことができず・・・。 ここからはネタバレありの感想です。 ステージは半円形で真っ平らで何もなく、奥の方の上部に紙を細長くちぎったようなスクリーンがあって、そこにたまに戦場のようすとか映像が映るだけの超シンプルなセット。(途中でステージ上に「盆」っていうんでしょうか、回り舞台になっていることがわかります。) 私の席は上手側で、ステージを横から見るような感じになります。 その何にもない舞台に女性がひとり登場して歌を歌い始めます。そのあと長い竿を持った人が出て来たからなんだろうと思ったら竿の先端に鳥がついていて手元の操作で羽ばたくようになっていて、鳥の鳴き声もやっていたような感じ。鳥が去ったあと、子馬と竿を横に持った人たちがたくさん出て来て竿を持った人たちが子馬を取り囲むと柵みたいになって、子馬の競りのシーンになって、なるほどー!って感じで。 子馬も人が操作しているのですが、3人が一体となって前足と後ろ足と頭の動きがちゃんと連動していて、馬が鼻をぷるるんってするところとか、いななきとか、人がやってるんだけど、本当馬そのもので、だんだん本当に馬に見えて来ちゃって、この時点ですでに感動してうるうる。本当にビックリ。 子馬にお水だか餌だかをあげようとして、でも前から近づくと怖がるから後ろ向きで近づく少年。馬だからもちろんセリフはないんだけど、徐々に子馬が心を開いていく様子が、その動きから伝わって来て、今思い出しても泣けてきちゃうくらい。 子馬が大人に成長する場面があって、つまり子馬と大人の馬が入れ替わるんだけど、私は横から見ていたから入れ替わったのがわかったけど、うまい具合に入れ替わるんですよね。大人になった馬も本当にかっこいいし、ますます本物に見えてきて、ストーリーはどうでもよくなるくらい、馬に釘付けでした。 少年から引き離されて連れて行かれたジョーイは軍人を乗せて進軍する訳なんですが、大人2人が中に入って、頭部はもうひとりがまるで馬をひいている人みたいなポジションに立って操作するんですが、その上に人を乗せるというのはバランス的にもかなり難しいらしいです。でもちゃんと乗ってた。ジョーイは赤い馬なんですが、もう一頭黒い馬が出てきます。それがトプソーン(Topthorn)。同じ軍隊で働いています。行進の時には他に頭だけの馬と上半身だけの軍人の人形のセットが2組くらい出てくるんですが、省略形の馬たちは後ろの方にいるので、違和感なく見れてしまいます。その馬と人が撃たれて倒れ、馬の頭部と人の上半身の人形が一時的に放置されるのですが、あとでうまい具合に回収されていくんですね。よく考えられています。 ジョーイに乗っていた軍人も撃たれて死んでしまい、彼が書いたジョーイの絵がアルバートに届けられ、ジョーイも死んだのではと心配になります。でも死んではいなかった。死んではいないけど、過酷な戦いの中にいます。 そんな中、仲良しのトプソーンがだんだん弱っていきます。立っているのもつらそうに、首をうなだれてしまうトプソーンをみて、ジョーイがその首の下に頭を入れて持ち上げようとするんです。だけど結局トプソーンは力つきて、崩れ落ちるように地面に横たわる(涙)。この動きも本当にリアル。切ないです。 アルバートは年をごまかして軍隊に入るのですが、ジョーイにはなかなか会うことができません。死んだ馬を見てジョーイじゃないかと思ったり。アルバートのいとこのビリーは、言葉が通じない敵国の軍人との意思の疎通の行き違いで殺されてしまいます。ジョーイが巨大な機械?、かなり大きな金属の物体を重そうに重そうにゆっくり引いていく場面もあります。可哀想で可哀想で、「頑張って!」って思いました。 ひとつの山場は、有刺鉄線に絡まってしまったジョーイを一時戦いを中止して敵味方なく人が集まって助けるシーンでしょうか。その時だけ、舞台の一部がせり上がって、その上で、有刺鉄線に絡まってジョーイがもがいていて、みんなが助けます。その前にも有刺鉄線が出てくる場面があるのですが、それも人がコイル状になった有刺鉄線伸ばして、そういう場所を作るんです。何もないステージで色んなことをやってくれます。 お芝居でもミュージカルでもこんなに泣いたことはないというくらい、あらゆる場面で泣いていた私ですが、最後の場面はもちろん涙なくしては見られません。 アルバートは毒ガスで目をやられて病院に運ばれてきます。一方、ジョーイもケガをしていて、安楽死させるかどうかという状況で病院にいます。でも互いにそのことを知りません。アルバートは目のまわりに包帯を巻かれて何も見えない状態(毒ガスでやられているし)だし、喉もやられていて、咳き込んでいます。ジョーイにも会えなかったし、友人も戦死したし、すっかり落ち込んでやけになっているアルバート。それを看護師さん?がはげまします。アルバートは、昔話をはじめます。可愛がっていた馬の話。「僕がホーホーっていうと寄ってくるんだ」と話すと、その声を聞いたジョーイが暴れだします。暴れたジョーイを見てやっぱり安楽死しかないかと銃殺しようとするのですが、アルバートが馬のいななきに気づいて目が見えないのにそれがジョーイだとわかって(彼の呼びかけに答えたから)、危機一髪でジョーイは安楽死を免れ、アルバートと再会するのでした(大泣!)。 もの言わぬ馬、しかも、3人がかりで操作しているパペットであるにもかかわらず、これほど感情豊かな表現が出来るとは驚きだし、心を揺さぶられるものがありました。 今回の旅で観た中で一番よかった作品はこの「War Horse」でした。正直、細かいストーリーはよくわからなかったし、色んな言葉が飛び交っていて(フランス語とかドイツ語とか)、どことどこが戦っているのかもよくわからなかったけれど、この馬を生で観れたことは本当に貴重な体験だったと思います。まだ観てない方でチャンスがあるなら是非観て欲しいです。馬をみているだけで、本当に感動します。 舞台のダイジェスト映像ですが、これを見ただけでも、馬の動きがかなりすごいですよね。実際みるともっとすごいです。 最後に出待ちについて。 ![]() 正面玄関から1フロア下がったところがロビーですが、そこから上に上がらずにホールを出てロビーに向かって右奥に入っていったところがステージドアです。(劇場に人に教えてもらいました。) がらーんとした屋内の廊下みたいなところで、私の他にそこで待っていたのは、高校生くらいの女の子2人とお父さんと、おばあさんだけ。おばあさんは最初の何人かのサインをもらったら帰ってしまって、私とその親子だけになりました。寂しー。私の方が楽屋口に近いところにいたのですが、出てきた人がキャストなのかそうでないのかわからず、声をかけそびれていると、お父さんが話しかけて女の子持っている厚紙のポスターにサインをしてもらって、私もそれに便乗してサインをもらう、みたいな感じでした。どの役ですか、みたいなことも聞いていたみたいで、馬の役の人も出てきたとわかりました。 私は実は、ビリー役だったMATT DOYLEに会いたくて待っていたのですが、残念ながら出てきませんでした。Mattは「Spring Awakening」に出ていて、GeorgやHanschenをやっているのを観たことがあり、出待ちで会っていたから(向こうは覚えてないと思いますが)、ここでも会えたらと思ったのです。 ちょっと残念でした。 ★NYの旅2011年7月Index ![]() ![]() ![]() ランキングに参加しています。 気に入ってくださったらクリックお願いします★ |
おお~!
kaoriさん
感想待っていましたー!
HIMIKA さんのREPORT を読んでいたらずいぶん前(7月)に観た時の感動が蘇ってきてましたよ。
konamiさん
naomiさん
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