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NY2011:新演出「RENT」を観て考えたこと
もうじきオフ・ブロードウェイでの正式オープニングを迎える「RENT」ですが、私はプレビューを初日を含め3回観てきました。その間、オリジナルの演出家で、今回新たな演出をしたMichael Greifが何をしようとしたのかずっと考えていました。徐々にMichaelのインタビューなども出始めて、少しずつ演出の意図もわかりつつありますが、まずは私の印象を中心に述べたいと思います。
 
私が感じたポイントは以下の通りです。
1)場面設定をわかりやすくするため、セットを工夫した
2)映像を使うなどしてセットを簡略化したり、アンサンブル・キャストの役割分担を整理した
3)もともとあった矛盾点を解決しようとした
4)オリジナルの歌詞にそった衣装や動きにした
5)ナレーターのMarkとやや神格化されたAngelを普通の仲間っぽくした(?)
 
以降はネタバレありです。
1)場面設定をわかりやすくするため、セットを工夫した
劇場にはいって舞台セットをみた瞬間、「東宝RENTみたい」と思いました。どこが似ているかというと、RogerとMarkの部屋のセットが作ってあったことです。東宝版とちがって床だけですが。
 
ドアがあったことは共通していますが、東宝版はRogerとMarkの部屋のドアひとつで、Bennyに封鎖されたのもそのドアになっていましたが、MG新演出版では、RogerとMarkの部屋のドアは客席に対して垂直で、「Happy New Year」で封鎖されるドアは建物全体の入り口という想定なのか、そのシーンでは客席に平行につけられ、奥から手前にMarkたちが出てくるようになっていました。オリジナルは板きれに鎖と鍵がついたものをMarkが手にもって示すというものだったので、ちょっとわかりにくかったですからね。でも、東宝版もMG新演出版も鍵は壊すけれどドアは壊しません。オリジナルでは大きな机を縦にしてドアに見立てて壊すところでバタンと倒していました。それもおかしいと言えばおかしいのですが、でもあのバタンという音がインパクトがあってよかったんですけどね。
 
そういえばストーブもありました。それはわかりやすいのですが、ドラム缶に紙を入れて燃やすというのは「Hair」から来てるんじゃないかなと私は思っていて、それをふつうのまきストーブにしちゃっていいのかなーと思ったりします。
 
2)映像を使うなどしてセットを簡略化したり、アンサンブル・キャストの役割分担を整理した
「Over the Moon」ではパフォーマンスの内容を映像で補足していたし、「Halloween」では「Pan left...」と言って教会の尖塔を写すところで教会の映像が出てきたり、「Christmas Bells」の雪も一部は照明で雪が降っているような感じにしていたりと簡略化されていました。
 
雪もそうですが、あまり散らからないようにということなのか、Collinsが投げてよこしたバナナなどをいちいち引き出しにしまったり、「Christmas Bells」ではお店もあまりなくて、コート売りも車のついた入れ物に衣類を入れてあってその中からコートを出すみたいな感じで、あまりちらかさないように考えられています。コート売りは東宝RENTとそっくりです。オリジナルではCollinsがくれたものを、Mimiが「Out Tonight」で床に落とし、それをあとでホームレスの女性がさりげなく拾って袋に入れて、それを売り物にしてましたけどね。
 
クリスマスツリーも作られず、天井にイルミネーションが点灯してそれがツリー代わりになっているのですが、ここも東宝的ですね。
 
アンサンブルは男女それぞれ2人ずつになりました。Gordon役の人がSteveのパートも歌ったりとか色々変わりました(というか、ウエイターや窓ふきをする人をやっている細い方の人がGordonもやっているという方が正しいかも。)そういえば東宝もアンサンブル演じる役柄が変わっていました。Paulにあたるライフ・サポート・ミーティングのファシリテーター(司会みたいな)は女性がやっていましたよね。
 
3)もともとあった矛盾点を解決しようとした
ドアがないのに「Door?」というのはおかしいからドアをつけたのかな?封鎖される方のドアはわかりやすくなりました。他にも何かあった気がしますが・・・。
 
4)オリジナルの歌詞にそった衣装や動きにした
Mimiの「put on a tight skirt」のところや、「I'll Cover You」でAngelのマントを使ってCollinsが王様に扮してバルコニーをお城に見立てたりしているところなど。
 
5)ナレーターのMarkとやや神格化されたAngelを普通の仲間っぽくした(?)
これは私がそう思っただけかも知れないですが、Markのナレーションはかなりあっさりしていて、これまでのようにナレーションの部分が独立した感じではなかったと感じました。
 
RogerとMimiを仲直りさせる時もAngelだけがってことじゃなくてなんとなくみんなで2人をそばに行くようにしむけていたし、「Contact」のところもこれまでのようにAngelだけにスポットが当たる感じではなかったし、「Today 4 U」の衣装がサンタ風じゃなくなったことも、聖人から普通の人になった感じがしてしまいました。現実的なキャラクターにしたかったんでしょうか。
 
***
以下の記事によると、Michael GreifはAngelをより男っぽくしようとして衣装を変えたと言っています。(私もこのことには気づいていました。)確かに一幕の衣装は下がパンツでスカートではなくなりました。もともとはストリートドラマーでドラッグクイーンという設定だったわけですが、そこに矛盾があるということなんでしょうか?でも、お葬式ではAngelの代名詞は「she」だし、かえって矛盾がひろがったような??それに「テーブルクロスでスカートを作って・・・」という話も、スカートをはかないAngelではどうなのかなーと思っています。
Downsizing ‘Rent’ for a New Run
 
同じ記事に、Mark役を射止めたAdam Chanler-BeratがもともとJonathan Larsonに似ていたことから、ヘアカットして新しいMarkをJonathanぽくしたみたいなことが書いてあります。私も初日からMarkがJonathanに見えて仕方なくてJonathanが語り手になっている「tick, tick..BOOM!」に似てるーと思ったのですが、意図的にやっているかどうかは判断がつきませんでした。私の中では、MarkとともにRogerもJonathanを連想させる役柄ですが、やはり物語の語り手がJonathanということにしたのでしょう。それは新しい発想だし、それなりに納得できますね。
 
***
新たな矛盾
・Mimiの部屋とMarkとRogerの部屋の区別がわかりにくい。
・ドアを壊した(Destroyed the door)という歌詞がおかしくなる。壊したのはドアではなく鍵なので。
・Angelがスカートをはかないことや、より男性的な設定にしたのに代名詞は「she」?
・Angelが普通の人っぽいので、クリスマスの奇跡的なことが唐突な感じがしてしまう。
 
他にもあるかも知れませんが、特に気になった部分について書きました。Michaelがどういう思いでこういう演出にしたのか、これからも色々考えてしまいそうです。プレビューを実際にご覧になった方がどう感じたかも聞いてみたいです。また8/11に正式オープンしますが、その時には多少手直しされていたりするのかな。私は当分観に行けないので、観た人の感想なども聞いてみたいです。
 
NYの旅2011年7月Index
 
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【2011/08/10 03:48 】 | RENT RETURNS | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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