スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 
hosi_01_11.gif ninkiblog_banner_02.gif hosi_01_11.gif
ランキングに参加しています。
気に入ってくださったらクリックお願いします★

 
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告 | page top↑
「太平洋序曲」を観ました(6/25マチネ)
Pacific_overture2011.jpg
6/25(土)1時半から、KAAT神奈川芸術劇場で、ブロードウェイ・ミュージカル「太平洋序曲」を観てきました。宮本亜門さんの演出の作品は今年は二期会オペラ「フィガロの結婚」(→関連記事)、ブロードウェイ・ミュージカル「スウィーニー・トッド」(→関連記事)に続き3作目。特に演出家で選んだ訳ではないけれど(比較できるほどの知識も感性もないので)。ちなみに「スウィーニー・トッド」も「太平洋序曲」と同じソンドハイムの作品です。
 
大まかな感想を言えば、「これが外国人が作ったミュージカルなの?」とちょっとビックリ。演出が日本的だからそう思ったのかな?その日本的な舞台装置や時々和楽器の音が聞こえてくるオーケストラ(しかも指揮者はデイヴィッド・チャールズ・アベルさんという、外国の方!)とソンドハイムらしい独特なメロディや話の展開。異質なものの組み合わせから生まれる不思議なムードが漂っていました。
 
以降、ネタバレあり。
「太平洋序曲」
作詞・作曲   スティーブン・ソンドハイム
台本      ジョン・ワイドマン
演出・振付   宮本亜門
 
キャスト(登場順)
桂米團治    ナレーター・将軍・天皇
山本太郎    万次郎・百姓・士官
田山涼成    阿部・大工・士官
岡田正     老中・祖母・篭かき
石鍋多加史   老中・坊主・神官・老人・護衛の侍
佐山陽規    将軍の母・火消し・士官・ロシア司令官・刺客
戸井勝海    武士・侍・ワキ・士官・アメリカ司令官・刺客
石井一彰    神主・侍・飛脚・神官・士官・オランダ司令官・水兵
八嶋智人    香山・魚屋
麻乃佳世    たまて・長屋女房
畠中洋     商人・ワキ・士官・武士・女将・フランス司令官・護衛の侍
岡田誠     大名・商人・占い師・武士・神官・水兵
さけもとあきら 鍛冶屋・漁師・医者・ペリー・イギリス司令官・篭かき
小此木麻里   息子・腰元・女郎・神官
園岡新太郎   剣士・泥棒・語り部
森加織     将軍の妻・長屋女房・女郎
富岡晃一郎   百姓・篭かき・士官・女郎・公家
田川可奈美   農婦・女郎・少女
原田優一    百姓・小姓・少年・公家・水兵
 
能舞台のような(といっても私は能はみたことがないのですが)白木の床の四角い舞台。舞台のふち(客席側)に当たる部分には川が流れている。そして真ん中の通路の部分は花道となっていて出演者が行き来する。私は16列23番で、花道から右に4人目くらいのところ。いい席でした。
 
<ストーリー> 江戸末期にアメリカから戻って来た(船が難破してアメリカ船に助けられ日本に戻って来た)ジョン万次郎がアメリカ艦隊がが日本に向かっていると言い出したことから大騒ぎに。老中たちは浦賀奉行所の与力だった香山弥左衛門を目付役にしてアメリカとの交渉にあたらせる。鎖国の日本から出国し帰国したことで二重の罪に問われていた万次郎の力を借りて交渉にあたり、なんとか帰国させることに成功するが、それだけでは終わらなかった・・・。
 
ナレーター役の桂米團治さんがとにかくすごい。最初からほとんどしゃべりっ放し。落語のような、講談のような語り口で、ストーリーの合間にも「これを俳句で言えばこれこれ」というようにでずっぱり。他に将軍と天皇も演じるのですが、それもまた面白くて、ホントすごいと思いました。ある意味彼が主役?
 
純和風なセットは奥には引き戸があって、天皇や将軍が出てきたり、屏風に見立てたふすまのような大きな板をうまく使ったり、武士に百姓に神主に女郎にとさまざまな登場人物が出て来て、日本の風俗をよく表しています。さすがは日本人の演出。外国の人が日本ぽくしようと演出してもこうはいかないでしょう。
 
でもそれは主に一幕の話。二幕になると急に話が展開してあっという間に150年経って現代まできてしまう。正直、二幕になったら急につまらなくなって、展開について行き切れない感じがありました。一幕ではアメリカ帰りでアメリカに好意的な万次郎(山本太郎さん)と日本的な感覚の香山(八嶋智人さん)ですが、二幕になると武士に取り立てられた万次郎と西洋化を進めて行く香山と立場が逆転。そこから悲劇が起こるのですが、私がついて行けてない間にそういう話になって行った感じがあって、その出来事自体は切ないのですが、なんでそうなっちゃったのか説明不足な感じがしてしまいました。
 
それはおそらくソンドハイムの作り方なんだろうなと思います。「サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ」を観た時も似たような感覚がありました。一幕では、点描で有名なジョルジュ・スーラ(作中ではジョージ)とその恋人ドットをはじめとする人間模様や感情や時代背景が情緒豊かに描かれているのに、二幕になったら急に時代も変わって展開も早くて、ちょっと教訓的な感じになってしまう。それと似てるかなと。
 
二幕の最初に欧米列強が開国を迫るところはコミカルで面白いんですが、そのあとは一気に最後の曲「Next」に向かって行って、「Next」では日本がどんどん近代化し、アジアを侵略し、もともと自然を愛する国民性だったのがどんどん変わっていって「次は?」「次は?」と、これでいいの?と問いかけていく感じなんですが、そのメッセージはよくわかるのですが、かなり唐突な感じがありました。この部分のほぼ全員によるダンスは迫力があって訴えかけるものがあって、強い印象が残るのですけれど。私としてはなんかちょっと消化不良な感じがしています。
 
面白かったのは、黒船の乗組員やペリーを一とする外国人が付け鼻に野蛮人風の髪型で、時には目が光り、まるでモンスター。当時の日本人からみたら、そんな風に見えたかもしれませんね。それと戦闘シーンで全員が長い銃を持って客席側を向いて踊るのですが、これを最初にやったのは宝塚(ベルばら)ですよね(と聞いたことがある)。それがレミゼでも、そしてここでも同じような表現になっていますが、これをみると私はやっぱりベルばらを思い出して、ちょっとうれしくなってしまうのでした。
 
色んな意味で、うまく説明できないのですが、今まで見たことがない独特のミュージカルであることは確かです。作品の評価は是非ご自分の目で確かめてください。
 
hosi_01_11.gif ninkiblog_banner_02.gif hosi_01_11.gif
ランキングに参加しています。
気に入ってくださったらクリックお願いします★

 
【2011/06/28 03:18 】 | musicals/ミュージカル | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
<<「RENT(렌트)」in Korea | ホーム | Adam Pascalがマサチューセッツでコンサートシリーズに参加(7/23-4)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://himika44.blog53.fc2.com/tb.php/1479-6cbf95b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。