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「命をつなぐ」Access to Life トークセッションに行ってきました(9/18)
AccessToLife.jpg
友人のtomokoさんから、HIV/AIDSをテーマにした写真展とシアタークリエ版「RENT」のキャストが出演するトークセッションがあると聞き、昨日行ってきました。
 
写真展は色んな国々(主に発展途上国だけど、ロシアもあった)で写真家8名が同時にエイズ患者(と書いてあるけど全員がAIDSを発症している方なのかどうかはよくわからなかったのですが)を取材し、治療によって数ヶ月後どう変化したかも含めて紹介しているものです。その横には取材を受けた人の言葉がパネルになっているのですが、「自分がHIVに感染したと知って自殺しようかと思ったが、家族のことを考えて思いとどまった。」というような言葉が多くありました。数ヶ月後、見違えるように元気になっている人が多くいる一方、なくなってしまった人も。そういうリアルな現実を突きつけられる内容でした。
 
写真展はまだやっていますので、お時間のある方は是非!観に行けない方は、以下の写真展の公式サイトをみてみてください。特にストーリー(←このページは音は出ません)のところから動画をみていただくと、各国の状況やエイズ患者の方の生の声を聞くことができます(もちろん日本語字幕付き)。
 
◆写真展「命をつなぐ」(英文原題Access to Life)
 2010年9月5日(日)~22日(水)
 東京有楽町の朝日ギャラリー/スクエア(有楽町マリオン11階)
 http://www.theglobalfund.org/html/accesstolife/jp/ ←音が出ます
 
トークセッションでは、「RENT」に出演予定のソニンさん、田中ロウマさん、エイズ治療の専門家である本田美和子医師が、世界と日本のHIV/AIDSの現状とこれからについて熱い議論がなされました。モデレータはHIV/AIDSの啓発に力を入れている吉田智子さんです。
私はこのトークセッションを7.5×7.5cmのポストイットに28枚ほど走り書きでメモしてきたのですが、全部は紹介できないので要約して報告したいと思います。

はじめに、写真展を企画した(財)日本国際交流センターの方から挨拶があり、そのあと、トークセッションを企画した学生さんから「RENT」の紹介も含めた出演者の紹介があり、トークセッションのあとにStand UP Take Actionという世界の貧困をなくすために立ち上がるという企画について説明がありました。また、ソニンさんが出演するNHKの「ハートをつなごう」という番組の取材の方も来ていました。

そしていよいよトークセッション。吉田さんの司会で行われました。はじめに本田医師から「世界には3340万人のHIV陽性者がおり、そのうち治療が必要なのは1500万人、その中で500万人はまだ治療を受けられていない。」という説明がありました。

■写真展の感想は?
ソニン:すごくリアルに感じた。その国に行ってお会いしたような感じ。
田中:複雑な気持ち。言葉にできないつらさを感じた。複雑だけど、それは悪い気持ちではなく、この気持ちは“使える”と思う。
本田:この写真展が2010年に行われた意味を感じた。2002年から治療薬を届けるプロジェクトが始まって8年間でよくなった人、亡くなった人がいる。それを訴えかけるものがある。
 
■まだ治療法がない時代の「RENT」を演じるにあたって感じることは?
ソニン:私も(HIV)ポジティブの役を演じるが、それ以前から日本で知識が遅れていることも知っていたし、世界エイズデーもチェックしていたし、3年前から意識的に検査も受けてきた。「ハートをつなごう」でもやっているし、これからも続けていく。HIVとAIDSのちがいを知らない人も多い。友人ともHIVについて話題にするようにしている。
田中:写真展をみて、稽古場での自分が変われると思う。自分に必要なことだったと思う。演出家のエリカ・シュミットは「リアルに、リアルに。」という。この経験でよりリアルな「RENT」になると思う。
本田:(ソニンさんの話を受けて)HIVウィルスが入ることでAIDSになる。粘膜と粘膜の濃密な接触によって感染。後天的に免疫力が落ちるので「後天的免疫不全症候群(AIDS)」と呼ばれる。1987年にAZTが開発され、今はHIVに感染しても治療によってAIDSを発症しない人も増えてきているが一生薬を飲まなくてはならない。
田中:アメリカではT細胞が下がると保険が高くなるし、ガンなどの病気とはちがって差別もある。だから人に言うのが恐い、検査が恐い、“尊厳をなくして死ぬのが恐い”(RENTの一節)と感じるのだと思う。
本田:日本でも「人に言うのが恐い」とよく聞く。日本では役所に届け出れば無料で治療が受けられる。HIV陽性者の余命は40年、それ以外の人は50年、AZTしかない時代は7年だった。まずは検査を受けることが大切。
 
■NHK「ハートをつなごう」でHIVポジティブの方と会って感じたことは?
ソニン:まったく普通。普通に仕事をして、好きな人がいて、夢がある。決まった時間に薬を飲むというだけ。凄まじい発展があって、RENTの時代のような不治の病ではないと感じた。私は治すことはできないがAIDSの知識広めることはできる。これまで健康診断のついでに検査してきたが、HIVの検査だけを受けたいと思う。待っている間に感じることがちがうと思うから。
 
■身近にポジティブの友人がいらっしゃるそうですが?
田中:本当に普通。でも精神状態がちがう。サポートグループがあって友達に言いづらいことをグループで話しているが、そこで友人を作って、薬物にはまっていってしまう人もいる。周りにわかってもらえない孤独がある。普通に愛せる、友達になれる。そこをわかって欲しい。SMストリッパーもドラッグクイーンもいる。HIVポジティブも。RENTではそれが普通。それでも家族がいる、愛がある。そこがいい。
 
■質疑応答
質問1:RENTが愛されている理由はなんだと思いますか?
田中:みんなが思っても言えない、やってみたいけどやれない、それをミュージカルでみせる。そこがいい。誰でも観に行けるところで過激なことをやっている。
ソニン:「濃いキャラクタ=少数派と呼ばれている人」が舞台に立つことで多数派が少数派になる。(RENTの中ではHIVネガティブの)マークが少数派になる。生きること、夢、時間はみんな一緒だと考えさせられる。
田中:RENTで生命力を感じられる。生命につながる愛と勇気をRENTからもらった。RENTを観ることで、誰もが少数派で、少数派の自分でいいんだと勇気をもらえる。プライドを持ってRENTを演じている。(エンジェル役なので)すごい格好だけど、愛を伝えるためにステージに立っているので是非観にきてください。
 
質問2:東京プライドパレードでSeasons of Loveを歌ってくれてうれしかった。HIVとともに生きるゲイの人たちへのメッセージをお願いします。
ソニン:私は当事者ではないので当事者の気持ちを理解することは難しいが・・・。「ハートをつなごう」でも様々な少数派の方と会うが、それがたまたま(HIV/AIDSという)病だということ。それを持っていない人も負い目を持っているところがあるはず。つけられた肩書きはまやかし。自分自身であること、難しいけれど、それと勇気を忘れなければ、人とふれあう喜びを感じて生きていける。
 
質問3:HIV問題について個人としてどう関わればいいか、治療薬を作ることはできないし、どのように目標設定していったらいいのか?
本田:素晴らしい質問。病気のことを誰かと話して欲しい。もしHIVの人と知り合う機会があったら、そのことを打ち明けてくれたことに感謝して欲しい。患者さんに「味方になってくれる人はいますか?」とよく聞く。もしいれば「その人とよく話し合って。」と伝えている。1990年代から世界的に感染者は減っているのに日本だけが右肩上がり。就職活動の手伝いをしていて担当者から「レクリエーションの椅子とりゲームでうつりますか?」と聞かれるようなこともまだまだ多い。
ソニン:ポジティブの人がそれをいいづらい環境が変わればと思う。それが目標。ポジティブの人がある人から半分食べたお菓子を差し出されて断ったら「大丈夫。エイズじゃないから。」といわれたと聞いた。
田中:難しい質問。個々にちがうと思う。セックスが大好きだったらコンドームを使うとか、話すのが好きだったらHIVのことをしゃべって、家のこもっている人はネットで検索してみて。今日はここにきてアドレナリンが出てやる気になっていても24時間くらい経つと落ち着いてしまう。だから振り返って欲しい。あとmixi、Twitter、Blogなども使って。
 
質問4:(今日のトークセッションで)発信することの大切さを知った。RENTのDVDを勧めてもHIVの話だと言うと断られたり、テレビをみてもチャンネルを変えてしまうような人にどう伝えたらいいか?
田中:RENTのDVDを貸す時に「すごく共感できるよ。勇気がもらえるから。」という。今日のことを話す時も「いい刺激を受けたよ」と、マイナスからはいらないのがいいのでは?
ソニン:その人がどのくらい知識があるか、どのくらい嫌がるかさぐらないといけない。RENTはHIVやドラッグの話ではなく、それは背景。「この音楽、すごくいいんだよ。」と。HIVを知ってもらいたくて貸すとしても、そこはウソでもいいと思う。
田中:アメリカではレッド・リボンが流行った。つけているだけで「これ何?」ってなるからそこで説明。日本では携帯ストラップをたくさんつけてる人がいるけど、レッドリボンをつけてみるのもいいのでは?若い人がやりやすいものがいい。
 
◆最後に一言
本田:吉田さんはネイルにレッド・リボンを取り入れていますね。HIVのことを話せてよかったが、HIVだけが病気ではない。みんな自分や相手のからだを大切にすること。そして検査を受けること。
田中:今日の話を忘れて欲しくない。HIVは病気のひとつ。身近な人の受け入れられない部分をひとつ受け入れてみてほしい。そしてその時の気持ちを忘れないで。RENTを通じて大切なメッセージを伝えられて誇りに思う。(母国語は英語だが)日本語を覚えてよかった。RENT観にきてください。
ソニン:ゲイの方へのメッセージといわれて、「当事者ではないからわからない」と言ってしまったが、RENTでポジティブの役を演じているのに無責任だと思った。写真展でポジティブの人の言葉をみてRENTってよくできていると思った。HIVポジティブでドラッグ中毒の役だが、そういう人の実態を表すためにこの役をやっているわけではない。RENTの最後は希望で終わる。それはなぜか?(RENTの作者の)ジョナサン・ラーソンはこの未来を予測していたのではないか。AIDSになっても絶望ではないと予言していたのではと感じる。是非RENTを観にきてください。HIVについてのイベントにたくさんの方が来てくださって、そこに参加できて誇りに思う。
田中:呼んでくださってありがとう。16歳でAIDSの予防センターでボランティアをして、友人にポジティブの人がいて、ミュージシャンとして日本に来た。そのすべてが発信できるのがRENT。RENTの宣伝のためにここに来たわけではない。誇りを持って演じているので是非観にきてください。
 
AccessTL_S.jpg AccessTL_T.jpg
 
結局、要約できてないですね(笑)。かなりそのままです。
 
私が特に印象に残っているのは「RENTでは少数派が多数派になる。」というあたりの話(誰でも少数派で、それもOKというところも含め)と、田中さんが強調されたHIV陽性者の心の問題です。不治の病ではなくなっても、差別によって人に話せない病気である現状、そこから来る孤独。その部分は田中さんも引用された「RENT」の「Will I」という曲に歌われた孤独感(この曲には死の恐怖も含まれているが)が今もそのままなのだということですね。そこをどう変えていけるかですね。でも今回若い方達の企画でこのトークセッションが運営されているというところに希望を感じました。会場にも用意された50人あまりの席に座りきれず立ち見が出るほどの人が集まったので、それぞれが広げていけるといいなあと思います。
 
■テレビ放送のお知らせ
このトークセッションの模様が放送されるようです。
 
NHK教育テレビ「ハートをつなごう」
 「薬物依存&HIV特別編」~『RENT』~
 放送日:2010年10月27日(水)20時/再 11月3日(水)12時
 番組公式サイト:
  http://www.nhk.or.jp/heart-net/hearttv/
 
■スタンド・アップ
トークセッションのあとは、会場ロビーにて、貧困をなくすために“立ち上がる”世界同時イベント「スタンド・アップ」が行われました。係の人のかけ声とともにしゃがんでいた体勢から立ち上がる瞬間を写真に収めました。「STAND UP TAKE ACTION」についての詳細は公式サイトをご覧ください。
 http://www.standup2015.jp/
 
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【2010/09/19 23:58 】 | RENT(東宝2010) | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント

himikaさん、改めて、なんて素晴らしいレポートなんでしょう。
読み返して、また涙が出ちゃいました!

本当に来てくださってありがとうございました。
勝手に、すごく勇気をいただきました!

ようやく私も記事を書いて、リンクを貼らせていただきました。
許可をいただかずにすみません!

ところで、himikaさん、携帯のメアド、
変わっていますか?
イベントの後に送ったメールは届いていますか?

【2010/10/01 01:12】 | URL | tomoko #-[ 編集] | page top↑

tomokoさん
> himikaさん、改めて、なんて素晴らしいレポートなんでしょう。
> 読み返して、また涙が出ちゃいました!
長文なのに読んでくださってありがとうございます。

> 本当に来てくださってありがとうございました。
> 勝手に、すごく勇気をいただきました!
こちらこそ、日本でHIV/AIDSの啓発に力を尽くしているtomokoさんやみなさんに頭が下がりました。
パネリストの方たちも本当に真剣に自分の問題として語ってくださり、その思いが伝わってきました。
それをうまくまとめながら話の流れをつくっていくtomokoさんの進行もよかったですよ~。

> ようやく私も記事を書いて、リンクを貼らせていただきました。
> 許可をいただかずにすみません!
どうぞどうぞ。

> ところで、himikaさん、携帯のメアド、
> 変わっていますか?
> イベントの後に送ったメールは届いていますか?
ごめんなさい。届いてます。
夜遅いから明日・・・と思っているうちにそのままになっていました。
変更なしです。

【2010/10/02 04:14】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑
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