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劇団四季「春のめざめ」名古屋千秋楽(9/12)
9/12(日)、劇団四季「春のめざめ」の名古屋の千秋楽に行ってきました。友人の企画で東京(駅)から6人、地元から2人で、ランチは味噌煮込みうどん、終演後は有名店でひつまぶしを堪能するなど、日帰りとは思えない充実した旅となりました。
 
東京の千秋楽に行った何人かが「もう一度みたいね」と言い出して始まった企画とのことで、仲間がいるなら私も是非!と参加を決めました。ショーのチケットだけは、あるこだわりがあって、自分で上手側の通路席(1階O列28番)をゲットしました。会場の「ウインクあいち 大ホール」は2階席がなくて、全体が階段状になっているのですが、上手側の後ろのブロックの前から4列目くらいのところでした。現地で落ち合った友人は愛知県内在住で名古屋でミュージカルをよく見るそうですが、「春のめざめ」は前にみた時は客席にはかなり空席がめだったとか。でもさすがに千秋楽はそんなことはありませんでした。ほぼ満席だったと思います。とてももりあがり、はるばる行ってよかったです。
  
以降ネタバレあり。
■キャスト
ベンドラ   小松 加奈
マルタ    撫佐 仁美
テーア    岸本 美香
アンナ    山中 由貴
イルゼ    金平 真弥
 
メルヒオール 上川 一哉
モリッツ   玉井 晴章
ハンシェン  一和 洋輔
エルンスト  伊藤 綾祐
ゲオルグ   白瀬 英典
オットー   加藤 迪
 
大人の女性  都築 香弥子
大人の男性  田代 隆秀
アンサンブル
石井 亜早実  平田 綾  権藤 雄太朗  山下 啓太
 
大半が見慣れたキャストでしたが、今回初めてだったのはベンドラの小松さん、モリッツはオットー役でみたことがある玉井さん、エルンストは東京再演から加わった山下さんではなく(山下さんはアンサンブルで出てました)、初演時からたまにエルンストをやっていた伊藤さんでした。
 
久しぶりの「春のめざめ」は本当に楽しかったです。驚いたのは台本が少なくとも2カ所変わっていたこと、曲のアレンジも少し変わっていたことです。
 
■ラテン語の授業部分の変更点
台本が変わっていたのはラテン語の授業で、居眠りしていたモリッツが突然さされ、ラテン語の暗唱で間違える場面。これまでは先生が「そんな表現がラテン語に存在すると思っているのか」といって何を間違ったかの説明を省略(ブロードウェイ版にはあった)していましたが、四季名古屋版ではその理由を「アエネアース(Aeneas)が<すでに>苦しんでいたというのか。」と時制の間違いを指摘。モリッツをかばうメルヒオールは「理解可能な誤り」といって、これまでは述べていなかったその理由を「過去と未来の対比」で「これから起きる苦しみと過去の苦しみを対比させているという解釈ができるのでは」と答えています。メルヒオールのセリフは「Aeneas has already suffered in war and those sufferings on land and sea just ahead.」となっていて、「アエネアースはすでに戦争によって苦しんでいて、そして陸や海を進んでいくことに苦しんでいる」というような意味でしょうか。
 
この部分は私が前から興味があった部分でした。少年たちが暗唱させられているのは、古代ローマの詩人ウェルギリウス(Publius Vergilius Maro)が書いた「アエネーイス(Aeneis)」という叙事詩の冒頭部分に当たります。(紛らわしいのですが、「アエネーイス」は「アエネアースの物語」の意。)以下に、この冒頭部分の和訳をされているサイトを紹介します。私自身もまだ消化不良でよく理解できていませんが、山下氏の訳でいうと「ラウィーニウムの海岸・・・」というあたりから少年たちの暗唱がはじまっています。これから始まる旅の苦労を予感させる内容であることがわかります。ちなみにネットで検索した結果モリッツが間違えた「ille」は「あれ(または彼)」を表す代名詞らしく、それを「olim」(Once upon a timeの意らしい)と言ってしまったので、文法的にも間違っているのでしょうね。ちなみにそのひとつ前の語「multum」は「大いに」という意味だそうです。
 
◆参考
 ウィキペディア:アエネーイス
 山下太郎氏による「アエネーイス」冒頭部分の和訳
 メレアグロス氏の和訳(対訳)
 
■その他の変更点
森の樫の木のそばでメルヒオールとベンドラが再開する場面。ベンドラが「私たちが助けなかったら誰が貧しい人たちを助けるの?」と言ったあとのやり取りが少し変わっていました。「私たちも追い込まれるってこと?」みたいなセリフがちがうものに変わって、「もっとみんなが幸せになれる社会になればいいのに」みたいなことを言ったりしていました。
 
■音楽もアレンジがかわってた
どこがどうだったかはっきり覚えていないのですが、少なくとも「Totally Fucked」の途中でエレキギター?が目立つところがありました。基本的には原曲通りですが、そこに別な楽器をプラスしたり、という感じの変更が多かった気がします。
 
私は特にラテン語の授業の方の追加部分をみて、これならもっと何度もみたかったーと思いました。東京の再演版まではこの部分がなかったので、名古屋の人はいいなあと思いました。
 
■感想
ベンドラの小松さんはずっと聞きなれた林香純さんよりも硬い感じの声で凛とした感じ。歌は若干不安定なところもありましたが、かわいいベンドラでした。

上川さんのメルヒオールは慣れているし、お芝居が抜群にうまい。歌も上手なんだけど、欲を言えばもうちょっとロックっぽい激しさがあるといいな。

玉井さんのモリッツは本当に驚くくらい三雲肇さんの声や話す時のテンポ、間のとり方までそっくり。三雲さんはたどたどしく聞こえる四季流発声法だったけど、玉井さんの方がスムーズでした。歌は、三雲さんがたまにテンポがずれるくらい(わざと?)激しく感情をこめて歌っていて、危なっかしさと隣り合わせでしたが(でもそれが彼の魅力!)、玉井さんは安心して聞ける分、若干おとなしめなんだと思いますが、イルゼとのかけあいの「Don't Do Sadness」は迫力ありましたね。

オットーの加藤さんはとてもいい声だし、時にははじけていて、「Touch Me」もいいですね。カーテンコールの時に無邪気にはしゃいでる感じも可愛いです。
 
そして初演からひとりでゲオルグを演じ続けている白瀬さんは他の人の倍以上あるんじゃないかっていうくらいの声量で、みるたびに迫力が増している気がするし、ピアノの先生関連の部分はホント笑わせてくれます。
 
伊藤さんのエルンストは前にもみたことがあるのですが(しかも2回観た「ウィキッド」で2回とも彼がボックだった)、Touch Meのソロのところとか、きれいな高声で、とても素敵でした。
 
ハンシェンの一和さんは、「Mama Who Bore Me(reprise)」の後半に他の男の子たちとともにステージに登場した時点で泣きそうになるくらい感動しましたよ、カッコよすぎて(笑)。「The Word of Your Body(reprise)」のエルンストとのやりとりもかっこよかったし(でもこのシーン、この日はあまり笑いが起きてなかったです。)。「The Word of Your Body(reprise)」の歌で結構高音になるところがあって、そことメルヒオールの「Those you've Known」の最後の高音のところはいつも心の中で「あ~、頑張って!」と祈っている部分なのですが、ここはふたりとももちろん完璧。すばらしい!
 
女性陣も安定していました。アンナの山中さんもすっかりなじんでいたし、テーアの岸本さんは「My Junk」の前のメルヒオールへの惚れ込みようが笑えました。マルタの撫佐さんとイルゼの金平さんが歌う、父親からの性虐待の部分は聞いていて本当に切なくなりました。
 
大人の女性の都築さんのピアノの先生の脱ぎっぷり(?)はかなり笑えたし、色んなお母さんを瞬時に演じ分けるのもさすが。大人の男性の田代さんはモリッツに呼び止められて不機嫌になる父親のところがホントに恐かったです。
 
■気づいた頃には・・・
帰りの電車の中でしゃべりながら気づいたことは、モリッツとイルゼのやり取りのあと、モリッツは自殺してしまいますが、その時を境にイルゼが緑色のドレスを着て出てきます。これってどういう意味なのかなと思って。緑色というのは「ウィキッド」の魔女とか「シュレック」の怪物?とか、何か人間じゃないものを連想してしまい、もしかしてイルゼも死んでしまっているのではという気がしてきたのです。そうでなければ、メルヒオールのいる少年更生施設やベンドラの部屋にすっとあらわれて手紙を渡すなんてことはできないんじゃないかと思えたのです。どうなんでしょう。
 
■ステージシート
ステージシートを何気なくみていたら、下手側の最前列に小学校低学年と高学年くらいの姉妹と、そのふたりを囲むように両親がすわっていて、「My Junk」でピアノの先生が上着の前をバッとあけてうっふんって感じのところで、お母さんと2人の女の子がびっくりしたようにすごくみていたんですよね。「ここでびっくりしてたらこの先もっとすごいことがあるのに。」と心配になりました。だってその位置だと、一幕の最後のあのシーンなんて丸見えじゃないですか?保護者の判断とはいえ、あんな小さい子を客席ならともかくステージシートにあげちゃっていいの?と思ってしまいました。ていうか、みている方がハラハラするので(笑)
 
インターミッションの時にも仲間とその話題になり、「どんな内容かわからずに連れてきちゃったのかしら?」とか、「今ごろお父さんとお母さんが、なんでこんな演目にしたんだとか喧嘩になっているんじゃないか」とか色々想像していたのですが、普通に仲良くステージシート用のロッカーの前で談笑し、そのままステージシートにもどっていきました。あっそう。まあ、本人たちがいいならいいですけどね(笑)。
 
■特別カーテンコール
素晴らしい盛り上がりで終了後、特別カーテンコールに突入。もともと予定されていた(発表もされていた)んですね。最後だから何かあるかなーくらいで行っていたんですけど、キャストが一度出てひっこんだあと、それは始まりました。
 
「Touch Me」の前奏が始まり、メルヒオールがひとり出てきて歌い始め、次はモリッツ。エルンストのソロの部分はこの曲でソロのないハンシェンと交互に。それがよかったですね。仲良しっぽくて。歌のない部分で、大人の男性の田代さんが千秋楽の挨拶をなさいました。そしてサビの部分はオットーとゲオルグの相次ぐ熱唱。この曲がもう一度聴けてよかった~。できたら一緒に踊りたかった(手の動きとか)ですが、周りの邪魔になりそうなのでガマン。帰りにみんなで、「今日は踊ってもいいっていう日があったらいいのにね。」なんて話していました。
 
あれから一週間。名古屋も終わっちゃったんだなーとあらためて寂しく思います。私は最初からはまっていた作品だったんですが、「徐々にはまっていくねー」って言っている人も何人もいて、何度か観るのもいいんじゃないかなーと思います。10/10からは京都で開幕しますので、関西地域のみなさんも是非足を運んでくれたらと思います。
 
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【2010/09/18 16:43 】 | Spring Awakening | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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