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「La Boheme」と「RENT」(2)
Cafe La Boheme
今日出掛けた際、地下鉄の銀座一丁目駅の近くで、"Cafe La Boheme"というお店を発見!

Cafe La Boheme 看板
看板の拡大写真。最近「ラ・ボエーム」を観たばかりだったので、つい反応してしまいました(笑)

だからというわけではありませんが、過去記事「La Boheme」と「RENT」(1)の続きを進めていきましょう。

第一幕の終わりには、先に階下におりて待っていたマルチェッロ、コルリーネ、ショナールに、出会ったばかりの恋人ロドルフォとミミが合流するところで終わっていましたね。
第二幕
5人はカフェ・モミュスに向かいます。街は行商人と市民でにぎわっています。音楽家のショナールはパイプとホルンを買い、哲学者コルリーネは外套を、ロドルフォはミミのためにピンク色のボンネット(頭頂部から顔の側面まで覆う帽子のこと。あごの下でリボンを結ぶものも。)を買います。
RENTでは、エンジェルがトム・コリンズに外套を買ってあげていましたね。(RENTでは「Christmas Bells」~「I'll Cover You」に相当)

カフェ・モミュスに着くと、マルチェッロとコルリーネとショナールがテーブルを1卓ずつ持って外に並べて席を作ります。そこへロドルフォとミミもやってきて仲間に加わります。そしてそれぞれご馳走を注文。そこへパルピニョール(おもちゃを売っている)がやってきて子どもたちは大騒ぎ。ミミがロドルフォに帽子を買ってもらって幸せそうなのをみて、マルチェッロはちょっと不機嫌に。彼は恋人と別れたばかりなのです。
テーブルを移動させるのを見て、笑いそうになってしまいました。RENTでも、映画版では「テーブルを動かすなよ」といわれていたのにみんなでテーブルを動かしていましたよね。舞台の方はどうでしたっけ?横一直線のテーブルはみんなで並べるんでしたよね?(RENTでは「La Vie Boheme」あたり)

そこへパトロンの老人アルチンドーロを子分のようにひき連れて女王様のように華やかに着飾ってやってきたのがマルチェッロのもとの恋人のムゼッタです。ムゼッタはマルチェッロの気を引こうとしますが、マルチェッロは無視。そのことにいらいらするムゼッタ。お皿が汚れていると地面に投げつけるなど騒ぎを起こしてばかりのムゼッタをアルチンドーロはなだめようとするのですが、「思い通りにしたいの」とそれにまたいらいら。「どうして(マルチェッロは)私を見てくれないの?」とぷりぷり怒っているムゼッタに、自分のことを言われたと思ったアルチンドーロは「メニューをみていたんだよ」と(笑)ムゼッタはわざとマルチェッロの方を向いて、有名な「ムゼッタのワルツ」を歌います。その内容は、私がひとりで街を歩けばその美しさにみんな足を止めて眺める、なのになぜあなた(マルチェッロ)は私から逃げるの?あなたの切ない思いはよくわかっているわ、というようなもの。口うるさいアルチンドーロにイライラ、急に足が痛いと騒ぎ出すムゼッタ。そしてアルチンドーロに靴を買いに行かせ、その間にマルチェッロと抱き合うのです。そこに給仕が持ってきた高額な勘定書にみんなびっくり。ムゼッタはそれもアルチンドーロに払わせると言います。あたりがにぎやかになり帰営する軍隊がやってきたと、見物する子どもや市民が押し寄せて来ます。ロドルフォたちはそのどさくさにまぎれて逃げ、靴を買って戻ってきたアルチンドーロが高額な勘定に驚くところで幕となります。
RENTではモーリーンがムゼッタにあたりますが、その恋人のジョアンヌとアルチンドーロは似ているところもありますが(裕福な家庭の娘であることや、モーリーンを束縛しがちなことなど)、ムゼッタにとっては恋人というよりパトロン。ちょっとイメージがちがいますね。ムゼッタのワルツの内容は「Take Me or Leave Me」で表現されています。ところで、ムゼッタが登場する時、アルチンドーロを子犬のように「ルル(Lulu)」と呼ぶところがあります。そういえばRENTのモーリーンも、恋人のことを「プーキー」と(たぶん小馬鹿にして)呼んでいましたよね。それなのになぜか愛される女性なのも共通していますね。


youtubeより:"Quando M'en Vo"「私が街を歩くと」(ムゼッタのワルツ)
  Quando M'en Vo
ロジャーが時々ギターで奏でているフレーズはムゼッタのワルツの一節を四拍子にアレンジしたものです。ムゼッタのテーマソングであるこの曲をなぜロジャーが弾くのかという疑問も若干ありますが、「ラ・ボエーム」の中で有名な曲のひとつであることと、「冷たい手を」や「私の名はミミ」の出だしは変則的で使いにくいのに対して、こちらはテンポのいい曲なので、アレンジしてギターでつまびくにはちょうどいいという事情もあったのかも。その分、RENT版ムゼッタのワルツとなる新たな曲が必要になったわけですね。

長くなったので今日はこの辺で。

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【2007/02/10 23:55 】 | RENT(Broadway) | コメント(4) | トラックバック(0) | page top↑
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コメント

第二幕も興味深く読ませていただきました。読めば読むほど、本当に「RENT」って良く出来てるんだなぁ、って関心してしまいました。さすがジョナサンですね?

ちなみに、カフェの「ラボエーム」私は大好きです。特にゴルゴンゾーラのピザとミルクレープ、それからシーザーサラダもおいしいです。これを読んでいたら、また食べたくなってしまいました。

【2007/02/13 21:42】 | URL | ami #-[ 編集] | page top↑

マークの台詞
That doesn't remind us of"Musetta'sWaltz"
の意味がやっとわかりました(^^*)
今回も興味深い内容で楽しく読ませていただきました。
”Cafe La Boheme"も気になります♪

【2007/02/13 23:30】 | URL | maruko #PJ4n2Y4k[ 編集] | page top↑

amiさん
>読めば読むほど、本当に「RENT」って良く出来てるんだなぁ、って関心してしまいました。
うまく「ラ・ボエーム」の設定を使っていますよね。
オペラを知っているとその辺も楽しめそう。

>ちなみに、カフェの「ラボエーム」私は大好きです。
そうでしたか。
先日はお店の前を通っただけでしたが、今度は入ってみたいな。あちこちにあるみたいですね。

【2007/02/13 23:50】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑

marukoさん
>マークの台詞
>That doesn't remind us of "Musetta's Waltz"
>の意味がやっとわかりました(^^*)
原曲もなかなかいいいでしょ?
結構コミカルな曲(場面)なんですよね。
なのにロジャーがなんであんなに暗く弾くんだか(笑)

【2007/02/13 23:59】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑
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