スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 
hosi_01_11.gif ninkiblog_banner_02.gif hosi_01_11.gif
ランキングに参加しています。
気に入ってくださったらクリックお願いします★

 
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告 | page top↑
「La Boheme」と「RENT」(1)
La Boheme(藤原歌劇団) 1/27(土)の15:00から、藤原歌劇団の「ラ・ボエーム」をみてきました。この日の主なキャストは以下の通り。

ミミ      リ・ウンキョン(李 恩敬)
ロドルフォ   笛田 博昭
ムゼッタ    佐藤 美枝子
マルチェッロ  谷 友博
ショナール   柴山 昌宣
コッリーネ   田島 達也
ベノア     折江 忠道
アルチンドロ  柿沼 伸美
パルピニョール 田代 誠

 ブロードウェイミュージカル「RENT」のベースになっているプッチーニのオペラです。つい、「RENT」と比較しながらみてしまいました。「RENT」を知っていると、内容も理解しやすいし、どこをどう使っているのかわかって興味深かったし、プッチーニのロマンティックかつドラマティックな音楽も存分に楽しみました。

 指揮者の園田隆一郎さんも含め、若手中心の舞台でしたが、ロドルフォの笛田博昭さんはとてもきれいで伸びのあるテノールで、名曲「冷たい手を」をはじめ、魅力的な歌声にうっとりしました(若干、高音が不安定なところもありましたが、とにかくいい声、これからが楽しみな方です)。

 このあとは「RENT」との比較をしようと思いますが、オペラ関係で検索されてこられた方には、ぜひ映画版だけでもご覧いただけたらなと思います。DVDもレンタルされていますので。

◆映画版の公式サイト
 http://www.movies.co.jp/rent/
 
「ラ・ボエーム」をみてみると、「RENT」が「ラ・ボエーム」をベースにしながらより複雑でメッセージ性が強いできあがりになっていると感じます。当然、「RENT」にあって「ラ・ボエーム」にないシーンもあるわけです。

第一幕
物語はクリスマスイブに詩人のロドルフォと画家のマルチェッロが暮らす屋根裏部屋からはじまります。ストーブにくべる薪もなく、寒さに震えるふたり。ロドルフォは書きかけの原稿を手に、燃えるような僕のドラマで暖まろうといって、まず第一幕・・・などと言いながらストーブにくべていきます。
RENTもマーク(マルチェッロ)とロジャー(ロドルフォ)の部屋からはじまりますね。そしてやはり寒さに凍えてポスターや原稿を燃やします(RENTでは「Rent」)。

そこへ、クリスマスだと質屋も休みだと質草にすべき本を抱えて哲学者コッリーネが戻って来ます。3人でふざけながら原稿を燃やしたわずかな火で暖まっていると、たくさんの食料と薪とともに音楽家ショナールが登場。大金を得た経緯(オウムが死ぬまで音楽を演奏し続けてと頼まれるが、やっていられないのでパセリ食べさせて殺したという話)を得意げに説明するのですが、みんなはそれを聞きもせず料理を食べてはじめています。買ってきたものを蓄えにして、今日はカフェに繰り出そうというショナールの誘いに立ち上がる仲間たち(RENTでは「Today 4 U」)。
RENTではトム・コリンズ(コッリーネ)とエンジェル(ショナール)が一緒にやってきますが、こちらは別々に。もちろんふたりがゲイのカップルということもありません(当たり前!笑)。RENTではみんなでエンジェルのパフォーマンスを楽しみますが、こちらは無視。ショナールってマイペースというか、空気を読めないキャラなんですよね。

そこへ大家のベノアが家賃の請求にやってきます。家賃が払えない彼らは陽気にもてなし、ベノアが若い女性と歩いていたとひやかします。調子に乗って妻帯者だと話すと、そんな汚らわしいヤツは出て行けと追い出されてしまいます。それが彼らの作戦だったのです。
RENTではベニー(ベノア)はもとルームメイトで同年代。こちらのベノアはおじいさんです。そしてこのシーンにしか出てきません。既婚者で女好きなのはベニーと似てるかな?RENTではベニーはクリスマス・イブには電話で家賃を請求し、直接訪ねてくるのは「Happy New Year」のところでしたね。

みんなが出掛けようとするのにロドルフォだけは新聞記事の仕事を仕上げてからと部屋に残ります。そこへロウソクの火を借りに来たのがお針子のミミでした。部屋に入るなりよろけて軽く気を失うミミに困惑しつつ、飲み物を勧めて介抱。自分の燭台のロウソクからミミのロウソクに火をつけてあげます。いったん部屋を出たミミは鍵を落としてしまったと言って戻ってきます。火も消えています。ロドルフォは火をつけてあげる振りをして自分のロウソクの火も消してしまいます。そして鍵を探す振り。「あ!」と言って本当はみつけたのになかったことにして、月明かりがさすうす暗がりの中、ミミの手を握ります。そして、自分は詩人で貧乏だけど夢を見る心持ちは大富豪のよう、あなたに私の美しい夢を盗まれてしまった、でも悲しくはない、代わりに希望が入ってきたのだから、あなたの名前を教えてと語るのです(「なんて冷たい手」)。ミミは、自分はミミと呼ばれていて(本名はルチーア)お針子で花を育てるのが好きなどと答えます(「私の名はミミ」)。そしてふたりは恋に落ちるのです。
RENTでは「Light My Candle」のシーンがここにあたります。RENTのミミは積極的にロジャーを誘惑しますが、こちらはロドルフォの方が積極的。詩人らしくロマンティックに思いを語ります。ロドルフォがロウソクの火をわざと消してしまうところや、鍵(RENTではドラッグの入った袋)をみつけたのに(ミミもそれを知っている)、知らない振りをしての駆け引きは両者に共通していますね。

階下で待っている仲間が「ひとりで何をしているんだ」と呼びかけると「ひとりじゃない。ふたりだ。」と答えるロドルフォ。「彼は“詩”をみつけたようだ」と仲間が言います。ロドルフォとミミは互いに愛を確かめ合い仲間と合流するために出ていきます。
RENTでも最後の方でロジャーがミミを自分が探し求めていた歌だと表現するところがありますね。ロドルフォは詩人なので、ミミは“詩”なのですね。

さて、このあとはミュージカルは好きだけどオペラはなじみがないという方々にオペラに触れていただくことにいたしましょう。ジョナサン・ラーソンは古くさい音楽ではなく自分たちの時代の音楽でミュージカルを作りたいと考え、RENTを完成させました。ですが、テーマを「ラ・ボエーム」から借りてきているし、他のミュージカルでもオペラの題材をベースにしたものもあり、オペラが長年愛されてきたことを否定するものではないはずです。マイクを通さずに響き渡る歌声のすばらしさは直接聴いて欲しいところですが、とりあえず雰囲気だけ(どんな曲かだけ)でも聞いてみてください。

youtubeより:"Che gelida manina"「なんと冷たい手」または「冷たい手を」
  カレーラス Che gelida manina
  パバロッティ Che gelida manina
パバロッティの方は、この曲に入る前のロウソクをもらいに来たやりとりも入っています。「あ!」といって鍵をひろうシーンも要チェック。それと、古い薪ストーブのある粗末な家が、RENTを思い起こさせます。
どちらも歌は素晴らしいのですが、パバロッティはどうみてもパバロッティでロドルフォと思ってみるのが難しいかも?こういう毛むくじゃらの濃い男性がセクシーだと思う人もいるでしょうが、私はちょっと・・・(笑)

youtubeより:"Si, mi chiamano Mimi"「私の名はミミ」
  Mirella Freni sings "Si, mi chiamano Mimi"
私はこの方は知らないのですが(というか、オペラも詳しくはないんです)、ロドルフォがパバロッティなので、それなりのお方かと・・・。

今日は第二幕まで行くつもりでしたが書ききれなかったので、第二幕以降は次回とします。

◆「ラ・ボエーム」関連リンク
 「ラ・ボエーム」の対訳本。解説もわかりやすく参考になります。
プッチーニ ラ・ボエーム プッチーニ ラ・ボエーム
小瀬村 幸子 (2006/02)
音楽之友社
この商品の詳細を見る

 ホセ・カレーラスのCD
プッチーニ:ラ・ボエーム プッチーニ:ラ・ボエーム
カレーラス(ホセ)、コベント・ガーデン王立歌劇場合唱団 他 (1996/04/25)
ユニバーサルクラシック

この商品の詳細を見る

◆「RENT」関連リンク
 主要キャスト来日ノート

 RENT関連リンク
 RENT関連商品リンク
 アンソニー・ラップ関連商品リンク
 
hosi_01_11.gif ninkiblog_banner_02.gif hosi_01_11.gif
ランキングに参加しています。
気に入ってくださったらクリックお願いします★

 
【2007/01/28 23:32 】 | RENT(Broadway) | コメント(6) | トラックバック(1) | page top↑
<<アダム | ホーム | Open House(2004)>>
コメント

オペラはまだ一度も観に行ったことがないのですが
言葉がわからないから難しいのでは?
と思うとなんとなく敷居が高くて。
RENTのベースになっている「ラ・ボエーム」
はやっぱり気になります。
この記事を観てすごく観たくなりました☆
↑の対訳本を思わず注文しちゃいました♪

「Light My Candle」にあたるシーン素敵ですね。
また公演情報があったら教えてください♪

【2007/01/29 05:54】 | URL | maruko #xpRige7I[ 編集] | page top↑

marukoさん
私も妹がオペラ歌手でなかったらオペラを観ることもなかったかも。つい最近まで妹が出るから行く程度でだったし、あまり詳しくはないんです。

>言葉がわからないから難しいのでは?
>と思うとなんとなく敷居が高くて。
ラ・ボエームはイタリア語だし、ドイツ語のオペラも多いし、たまにはフランス語もありますが、もちろんそれを聴いて理解するのは(少なくとも私には)まず無理。だから逆に言葉というより音楽のように聴くことができたりもします。言語上演の時はかならず字幕があるので大丈夫ですよ。たまに日本語上演もありますが、かえってわかりづらい時もあったりしますから。あらかじめどんなストーリーか予習しておけば安心です。

オペラも有名どころはS席で5万円とか(場合によってはもっと?)高いのもあれば、市民オペラだと5~6千円だったりピンキリですが、市民オペラであってもソリスト(役名のついた)は音大生とか若手の声楽家とかそれなりのレベルの方を呼んできてるはずなのでそこそこのものは聴けるはずです。手頃なお値段のものから挑戦するのもいいかも。

>RENTのベースになっている「ラ・ボエーム」
>はやっぱり気になります。
RENTをみたあとだったので、すごくわかりやすかったです。時代は違っても、貧乏ながら冗談を言い合いながらたくましく暮らす若者の姿には共通するものがあるなあと感じます。

>↑の対訳本を思わず注文しちゃいました♪
これはRENTを上映していた映画館でプログラムと一緒に売っていたもの。なかなか気に入ってます。細かいストーリーがよくわかります。でもオペラはやはり歌が命。読むだけじゃなく、聴きたくなりますね。

>「Light My Candle」にあたるシーン素敵ですね。
こちらのミミはか弱く清楚なイメージですね。原作のミミはもうちょっと奔放な女性だったようですが、そこはプッチーニのアレンジなんですね。

【2007/01/29 09:00】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑

オペラ超初心者の私にもとてもわかりやすい解説でした。「ラ・ボエーム」はとっても興味はあるけど、オペラというもの自体見たことがないので、ついつい見るチャンスを逃しているような気がします。You Tubeも見ましたが、確かに「RENT」なんだけど(笑)当然全く様子が違っていて、すごく新鮮な感じがしました。
ますます「ラ・ボエーム」が見たくなりました。私もhimikaさんと同じように、随所で「RENT」と比べて見てしまうんだろうなぁ。2幕のほうも楽しみにしています☆

【2007/01/29 21:47】 | URL | ami #-[ 編集] | page top↑

amiさん
>「ラ・ボエーム」はとっても興味はあるけど、
オペラってなかなかきっかけがないと行きにくいですよね。でも外国版の(字幕つきの)ミュージカルみたいなものだと思えば、楽しみ方も似ているかも。

>You Tubeも見ましたが、確かに「RENT」なんだけど(笑)当然全く様子が違っていて、すごく新鮮な感じがしました。
これを生で聴くといいですよ~。私は未だに「冷たい手を」が耳から離れません。

>2幕のほうも楽しみにしています☆
実は4幕まであるんです(笑)
なるべくコンパクトにまとめるつもりですが。

ところで、RENTの来日公演の公式サイト、見れなくなっていましたね。
映画版の方はありましたけど。
ちょっとショックでした。

【2007/01/29 23:41】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑

>ところで、RENTの来日公演の公式サイト、見れなくなっていましたね。
そうなんですよ、結構早い時期から見れませんでしたよ。私もそれも見つけた瞬間はかなりショックでした。意外と早くなくなっちゃうんだなぁって。私の中では年単位くらいかと思っていたので。でも私のブログはあえてそのままですけど(笑)

【2007/01/30 00:41】 | URL | ami #-[ 編集] | page top↑

amiさん
>私もそれも見つけた瞬間はかなりショックでした。意外と早くなくなっちゃうんだなぁって。
そうですよね。公演があったこと自体が忘れられちゃうみたいで。

暮れに、年賀状の参考にと見に行った時はまだあったので、年が変わって消されちゃったのかな。ちょっとショックです。

【2007/01/30 00:56】 | URL | himika #-[ 編集] | page top↑
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://himika44.blog53.fc2.com/tb.php/121-fe0988c3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
「La Boheme」と「RENT」(2)
今日出掛けた際、地下鉄の銀座一丁目駅の近くで、&quot;Cafe La Boheme&quot;というお店を発見!看板の拡大写真。最近「ラ・ボエーム」を観たばかりだったので、つい反応してしまいました(笑)だからというわけではありま without you【2007/02/11 01:07】
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。